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ラジオNIKKEI第1 毎週水曜日 8:40~9:00
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海外マーケット動向・今日の個別材料・そして明日に向けての個別銘柄まで欲張りな20分間!出演は、需給ならおまかせ!スプリングキャピタル代表 井上哲男氏。独自の視点で今日のマーケットの見方を語ります。

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5月24日の「アサザイ 今日の1社」はアドソル日進(3837)を放送しました。 [「今日の1社」取材後記]

2017.05/24 今日の1社担当 記事URL

 5月24日の「アサザイ 今日の1社」はアドソル日進(3837、東証1部)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 上田 富三様にお越しいただき、事業内容、強み、海外戦略等についてお話を伺いました。

 同社は、社会システムを中核に企業や公共向け情報システムの開発、及びソリューションの提供並びに商品化と販売を行っている、独立系ICT企業です。

 企業の基幹システムをはじめ、鉄道や道路、航空といった公共交通機関の管理システム、ガスや発電等のエネルギー・ライフライン、広域防災や医療ネットワーク等、暮らしに密接に関る社会インフラの幅広い分野に同社のノウハウと技術が活かされています。

 今回は、井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
アドソル日進 (3837) (東証1部)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長 の 上田 富三(うえだ とみぞう)様。

「祝! 300位内入り」

▼東証1部、"最速"市場昇格の背景
 ジャスダックに上場したのが2007年のこと。昨年2月に東証2部に市場昇格を果たし、それから7ヶ月、9月に最速で東証1部に市場昇格されて話題となったが、"最速"の背景には絶好調の業績がある。

 そもそも、1976年の創業当初より中部電力に採用されるなど、(電力系統などの)制御システムに強みを持つ独立系のICT企業である。

▼2つの事業セグメント
 現在の事業セグメントは2つに大別されるが、その1つは「社会システム事業」。これはさらに大きく4つの事業領域に区分される。その4つとは、「ビジネス分野」・・・現在、自由化で話題となっている電力やガスなどのエネルギーや、旅行関連、大規模基幹システムなど、「ファイナンシャル分野」・・・カードや決済系などの次世代基盤システム分野など、「通信分野」・・・キャリア向け、5Gなど、そして、「制御分野」・・・航空、防災、装置制御、スマートメーターなど、である。既にこれだけで広い事業領域をカバーしていることが分かるが、もう1つのセグメントである「IoTシステム事業」において、OS開発技術をベースとした「組込み」・・・これはいわゆる組込みソフトの開発であり、自動運転開発が進む自動車、医療機器、複合機など、「スマート」・・・ID認証などの人体通信、近距離無線通信や位置情報など、同社のオリジナルなスマートソリューションの展開、を行っている。

 「制御システム」というミスの許されないものを当初から扱っているため、事業の精度、確度が非常に高いことが顧客の信頼を勝ち得ている源であるが、同社を語る際に、やはり忘れてはいけないキーワードは「セキュリティへの取り組み」である。そして、これは、「精度が生み出し続けてきた信頼」に加えて、もう1つの同社の強みでもある。

▼セキュリティへの取り組み
 同社は、世界的に有名な米国シリコンバレーのリンクス社(Lynx Software Technologies社)と25年来の取引実績があり、革新的なセキュリティ・ソリューションである、リンクスセキュア(LynxSEUCRE)の日本国内における独占総代理店として、IoT機器メーカーや産業機器メーカー、また、IoT化が進む製造業の生産現場への展開を推進している。

 そして、昨年2月に、100%出資の形で、米国シリコンバレーに「アドソル日進サンノゼR&Dセンター」を設立し、また、昨年6月、7月に、セキュリティ・クラウド情報で世界No.1である「ウェブルート社」、顧客数5000社を誇る「ミツイワ社」と、それぞれ、IoT分野、IoTセキュリティ分野で提携を行い、協業体制を確立した。

 また、2年連続となる日経新聞社とのタイアップフォーラム「IoT時代のセキュリティ・フォーラム2016」においては、500名もの来場者を迎えて、IoTセキュリティが現在、ここまで進んでいるということをご紹介し、大きな反響を呼び、各種のマスコミでも取り上げられた。

 5/9に発表した決算も冒頭の"絶好調"そのもの。7期連続の増収、増益を達成し、期中に行った上方修正をさらに上回る着地となり、1年目にして中期経営計画をほぼ達成したような水準となっている。今期の見込みも8期連続での増収増益、さらに攻勢をかける意気込みの表れた数字である。

 スプリングキャピタル社の企業ランキング(毎年ほぼ3300社程度が対象)の順位も、2013年度:1158位、2014年度762位、2015年度436位と順位をあげ、昨日確定した2016年度順位は291位と、ついに上位300社に顔を出した。着実に、確実に業績を伸ばしている同社。継続的に業績の推移を見守って欲しい。

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取材後記は以上です、いかがでしたか?

本日の放送はオンデマンド配信にて早速アップされております。是非お聞きください。

それでは来週もお楽しみに!

(ウェブサイト)
アドソル日進 IRサイト
アサザイ(2017.5.24放送分) ゲスト企業:アドソル日進

代表取締役社長 上田富三さまと

5月24日の「アサザイ 今日の1社」はアドソル日進(3837)を放送します。

2017.05/23 今日の1社担当 記事URL

 5月24日の「アサザイ 今日の1社」はアドソル日進(3837、東証1部)を放送します。

 同社は「IoTで未来を拓く総合エンジニアリング企業」として、電力・ガス・航空・道路・通信・金融・医療・介護・セキュリティ等、日本の社会インフラを支えるシステム開発を数多く手がける独立系ICT企業です。

 デバイス制御から広域ネットワーク、大規模基幹システム、クラウド、ビッグデータまでのIoTシステムの全領域を事業領域とし、セキュリティ・ソリューションをワンストップで提供。豊かな社会の発展に貢献しております。

 今回は、代表取締役社長 上田 富三様にお越しいただき、事業内容、強み、海外戦略等についてお話を伺いました。

 どうぞお楽しみに!

アドソル日進 ウェブサイト

5月17日の「アサザイ 今日の1社」はライオン(4912)を放送しました。 [「今日の1社」取材後記]

2017.05/17 今日の1社担当 記事URL

 5月17日の「アサザイ 今日の1社」はライオン(4912・東証1部)を放送しました。

 今回は、経営戦略本部 経営企画部 IR室長 伊勢 雅明様にお越しいただき、事業内容、中期経営計画、成長戦略等についてお話を伺いました。

 同社は、歯磨き、歯ブラシ、洗剤などの家庭用品、バファリンなどの一般用医薬品をはじめ、皆さんの生活に密着した多様な製品を世の中に送り出す、日本を代表するヘルスケアカンパニーです。

 創業120周年を迎えた2011年から、2020年に向けての新経営ビジョン「Vision2020」を策定、2020年の企業像として、「めぐり来るすべての一日の人の清潔、人の健康、人の快適、そして人の環境を守り続け、価値ある未来をつくる、くらしとこころの価値創造企業」を掲げております。

 現在、「Vision2020」の達成にむけた、2015年度-2017年度の新中期経営計画「V-2計画」が進行中です。「収益力の向上」を最優先課題に据えて推進し、前期2016年度決算において、1年前倒しで「V-2計画」の業績目標を達成。アジアのNo.1企業を目指した挑戦が続いています。

 今回は、井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
ライオン (4912) (東証1部)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は経営戦略本部 経営企画部 IR室長 の 伊勢 雅明 (いせ まさあき)様。

「今日を愛する。」

▼ライオンの事業セグメント
 知名度抜群のライオン。1891年、創業当時の社名は「小林富次郎商店」で、歯磨と石鹸事業をベースに拡大し、今年10月に創業126年を迎える。

 事業セグメントは大きく分けて3つ。 国内でトイレタリー・日用品を製造・販売する「一般用消費財事業」、アジア8ヶ国でトイレタリー・日用品を展開している「海外事業」そして、「産業用品事業」である。

 連結売上高の約66%を占める「一般用消費財事業」は主要5分野で展開している。その5つとは、業界No.1である「オーラルケア分野」、「キレイキレイ」がハンドソープで業界No.1である「ビューティケア分野」、洗濯用洗剤や柔軟剤を扱う「ファブリックケア事業」、台所用洗剤や住居用洗剤を扱う「リビングケア分野」である。

 また、このセグメントにおいては、「薬品事業」も行っており、よく知られた薬品としては「バファリン」、「(点眼薬の)スマイル」などがある。その他、自社販売で展開している「機能性食品(ラクトフェリン)」、また、猫用砂などの「ペット用品」もこのセグメントに属する。

 アジアの8ヶ国で日用品の販売を展開している「海外事業」の前期の売上高は1351億円。連結売上高に占める構成比率も25%に達したが、2020年にこの比率を30%にのせることを期待しているという。

 「産業用品事業」は前期の売上高構成比率はまだ8%程度であり、セグメントとして決して大きくはないが、「化学品関連商材」や「業務用洗浄剤」など、企業やプロ向けに、「B to B取引」を行うセグメントであり、付加価値の高い商品が拡大しており、当然、利益率も高い。

▼経営ビジョン「Vision2020」達成に向けて
 現在、同社は2020年度を最終期とした経営ビジョン「Vision2020」を掲げ、その達成に向けて中期経営計画(3ヶ年計画)を3回ロールすることとしている。

 まずは、中期経営計画の説明の前に必要なことはビジョンを考察すること。同社が2020年に"在るべき姿"を描き、そのためのテーマ、事業領域として掲げたのは、「健康」、「快適」、「環境」。そして、その指針は、「① くらしとこころの価値創造企業を目指す」、「② 環境対応先進企業を目指す」、「③ 挑戦・創造・学習企業を目指す」の3つであり、そのために「国内の収益改善」、「海外展開の加速」、「経営基盤の強化」を推進することとしている。

 2012年度-2014年度に行われた中期経営計画「V-1計画」(挑戦の始動)における基本戦略は、「① 国内事業の質的成長」、「② 海外事業の量的成長」、「③ 新しいビジネス価値の開発」、「④ 組織学習能力の向上」の4つ。

 2013年度、2014年度と利益項目において、過去最高を記録するなど戦略は着実に進捗したものの、当初掲げた業績目標には届かながったが、その理由である、原材料市況の上昇や海外展開におけるそれぞれの国の内政事情など、対応すべき問題を明らかにし、その結果、体力、筋力をつけることにより戦略の実行力を高めるという構造改革を断行し、次期中期経営計画につなげた。

 これにより、2015年度-2017年度の新中期経営計画「V-2計画」においては、「V-1計画」において掲げた4つの基本戦略をさらに推し進めるとともに、「目指した業績目標への再チャレンジ」として「収益力の向上」を最優先課題に据えてまい進した結果、前期、2016年度決算において、1年前倒しで「V-2計画」の業績目標を達成するに至った。また、今年度の第1四半期も好調さが窺える内容である。

▼他社にないライオンの強みとは
 同社の強みとは、国内・海外市場が変化するなか、高まるヘルスケアニーズにトータルで対応できる事業領域を持っていることであると考えられる。
 具体的には、国内における高齢化の進展や生活スタイルの多様化、求められる商品の変化への対応力であり、それはそのまま、人口増加が続き、生活レベル、スタイルも成長しているアジア圏(海外)における求められる商品変化への対応力にもつながるが、同社の具体的な強みを示すとしたら、それは、「CARE(予防)とCURE(治療)」という両事業分野を備えていることであろう。「オーラルケア」、「機能性食品」、「薬品」という3つの分野の幅広い技術、知見を活かした価値創造は他社にない強みだ。

 また、現在、オーラルケアNo.1企業としてマーケット自体を大きく変える取り組みを推進している。それは、「セルフケア」と「プロフェッショナルケア」を連動した「予防歯科」の普及。
 昨年より「唾液検査システム」の普及により、歯と健康の関係性を示したうえで、「トータルオーラルヘルスケア」へさらにそのステージを上げようと努力している。
 これらは全て、繰り返しになるが、「健康」、「高齢化」、「安心安全」、「女性」をキーワードとした価値創造を、アジアのビジネスにもつなげる意図をもって行っていることである。

 似て非なる「平均寿命」と「健康寿命」という2つの寿命がある。アジア各国のこの2つの差が埋まっていない現実を見て、この差を埋めることに寄与する商品の普及、ヘルスケア分野での高い付加価値を持つ商品をこれからも訴求していくという。

 同社は個人株主をとても重視している。それは、同社製品のユーザー、ファンでもあるからだ。4月より単元株式数の変更(100株)を行ったが、配当方針についても明確に示しており、今期も前期(13円)に対し2円増配(15円)の予定である。

 大学時代、広告研究会に所属していた際に、「最も好きなコピー」に、私は同社の「おはようからおやすみまで暮らしを見つめるライオン」を挙げた。同社のコピーはシンプルでこころに届く日本語で構成される。

 2012年、創業120周年を迎えたことから前述の経営ビジョン「Vision2020」が示された。そして、同じく変更された新しい企業スローガンは「今日を愛する。」

 震災翌年であったこともあり、このコピーは、また、深く、優しく、私のこころに届いた。

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取材後記は以上です、いかがでしたか?
本日の放送はオンデマンド配信にて早速アップされております。是非お聞きください。

それでは来週もお楽しみに!

(ウェブサイト)
ライオン IRサイト
アサザイ(2017.5.17放送分) ゲスト企業:ライオン


経営戦略本部 経営企画部 IR室長 伊勢 雅明さまと

5月17日の「アサザイ 今日の1社」はライオン(4912)を放送します。

2017.05/16 今日の1社担当 記事URL

 5月17日の「アサザイ 今日の1社」はライオン(4912、東証1部)を放送します。

 同社は、国内首位の実績を誇るハミガキ・ハブラシ等の家庭用品、バファリン、スマイル等の一般用医薬品をはじめ、多彩な生活場面にかかわる製品を世の中に送り出す、日本を代表するヘルスケアカンパニーです。
 
 海外進出にも積極的で、現在東南アジアを中心に8カ国で事業を展開。各国の生活文化に合わせ、市場特性を重視した製品開発、ローカライゼーションを図ってきた事を強みに、現地ニーズに即した製品展開で強い支持を受けています。

 今回は、経営戦略本部 経営企画部 IR室長 伊勢 雅明様にお越しいただき、事業内容、中期経営計画、強み、成長戦略等についてお話を伺いました。

 どうぞお楽しみに!

ライオン ウェブサイト

5月10日の「アサザイ 今日の1社」はデファクトスタンダード(3545)を放送しました。 [「今日の1社」取材後記]

2017.05/10 今日の1社担当 記事URL

 5月10日の「アサザイ 今日の1社」はデファクトスタンダード(3545、マザーズ)を放送しました。

 同社は、「ブランド売るなら『ブランディア』」のテレビコマーシャルでおなじみ、リユースブランドのファッション買取専門サイト「Brandear(ブランディア)」を運営しています。

 ファッションブランドのリユース市場のカテゴリー別の動向を見てみると、販売単価が1万円以上の「ハイブランド」、1千円から1万円未満の「セカンドブランド」、1千円未満の「カジュアルブランド」に区分されます。皆様がブランドとして真っ先に連想する、エルメス・シャネル等は「ハイブランド」にあたるわけですね。

 しかし、意外にも同社が振り切って経営資源を投下する部分は「セカンドブランド」です。
 なぜ「ハイブランド」ではなく「セカンドブランド」なのか? 今回は、代表取締役社長 尾嶋 崇遠(おじま たかとお)様にお越し頂き、その理由を大いに語って頂きました。

 今回は、井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
デファクトスタンダード (3545) (東証マザーズ)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長の尾嶋 崇遠(おじま たかとお)様。

「本当の強み」

▼デファクトスタンダードの本当に強み
 「ブランド売るなら『 ブランディア 』」と盛んにテレビコマーシャルが流れており、同社の買取サービス会社としての知名度は大きく上昇したが、ひとつ懸念しているのは、同社が高価なブランドの買取のみを行っている会社であると勘違いされていないか、ということである。同社の本当の強みはそこではない。

 同社の設立は2004年。2007年より宅配買取サービスを開始し、インターネット専業の買取サービス会社としての地位を固め、昨年8月にマザーズに上場した。

 「リユース市場」の国内市場規模は2014年の統計で約1.6兆円であるが、2030年には2.1兆円と、2兆円を超える市場に成長することが見込まれている。商品別の動向では、書籍やゲーム・メディアなどはスマホの普及により成長は鈍化しているが、ブランド品・衣料・服飾品は伸びている。そういえば、この頃、中古のゲームソフト店を余り見かけない。
 
 このブランド品・衣料・服飾品の伸びであるが、2014年単年の金額増率は10%と、市場全体の7%を上回っており、市場を牽引していることが分かる。

 ただし、ファッションブランドのリユース市場のカテゴリー別の動向を見てみると、販売単価が1万円以上の「ハイブランド」はチャイナショックを経て新興国市場の需要が減速した影響もあり、縮小傾向にあるが、1千円から1万円未満の同社が「セカンドブランド」と呼んでいるカテゴリーは好調で、この部分が現在の当社の強みの源泉にもなっている。そして、現在、着実に、1千円未満の「カジュアルブランド」の領域でも事業を拡大させているのである。

▼「ハイブランド」と「セカンドブランド」の買取事業で必要なスキル
 買取事業を行う際に、この、「ハイブランド」と「セカンドブランド」では必要とされるスキル、リソースに違いがある。

 「ハイブランド」の場合、求められる必要なスキルとは、やはり 「真雁」に尽きる。単品の利益率は高いが、店舗を構えるのが主流であり、売る相手と直接対峙する"見極める能力のある人"の確保なども必要である。しかし、「セカンドブランド」は、この「真雁」に加えて、粗利益単価が低額なため、正確な価格のデータベースと大規模なオペレーション能力がなければ対応できない領域となっている。「テキパキと、正確に」である。

 この部分について、独自の業務オペレーションによる業務効率化を推進し、リユース品として取引相場が確立されているとはいえない「セカンドブランド」を扱える業社としての地位を確立し、その取扱いブランド数を飛躍的に拡大させたことが、同社の何よりの強みである。この"テキパキ"のために同社なんとアルバイトスタッフさんを約900名確保することにより、査定のシステム化に成功し、「大規模オペレーション」を可能なものとしているのだ。この「セカンドブランド」で培ったノウハウ、システムが、さらに「セカンドブランド」よりも価格帯の低い「カジュアルブランド」領域で活かされることは言うまでもない。

▼「買取」から「販売」までの流れ
 実際の「買取」から「販売」までの流れを説明すると、まず「買取」については、ネットで申し込んでもらった方に宅配キットをお送りし、それに商品を入れてもらえば電話一本で集荷に行き、その後、査定結果を通知するというシステムとなっており、「査定」、「送料」だけでなく、「キャンセル」までも完全無料となっている。このシステムは、自社型買取の「ブランディア」だけでなく、他社のサイトを通じた「提携型買取」でも同じである。そして、「同時出品システム」で、自社販売(オークション)サイト、提携先(オークション)サイトで販売されることになる。

 ひと昔前までは考えられなかったことであるが、現在、アパレルメーカーも同社事業とのアライアンスに"熱い"視線を送っている。実際、昨年12月に同社はマークスタイラー社と提携したが、このような形でアライアンスを結ぶということは、私が考えるに、(デファクトスタンダードにとって)「取扱いブランドの拡充」 → (メーカーにとって)ブランドのバリューを高めるとともに、→(ブランド購入者にとっても)、セカンド販路パスの確保という、それぞれのメリットがあるのだ。

 今回の取材で分かったことがある。それは「買取」と「販売」は、そのユーザー層が異なるということである。あるブランドを数枚(数個)「買取」に出した金額で、そのブランドの新品を購入するというサイクルがあるということである。これは、アパレルメーカーにとって、「新製品等の売上拡大」という大きな期待に結びつくのである。

 ここまでのビジネスモデルを確立するのには苦労があったと思う。また、900名のアルバイトスタッフさんの確保というのは非常に大きな"賭け"であったとも思う。しかし、私が同社を称えたい部分は、まさしくこの部分なのである。

 地球環境、多様化する個人消費ニーズといったテーマに有効な答えを与える「リユース市場」。そこにインターネットを結びつけることまでは思いつく企業が多いであろう。しかし、その効率化にヒトが寄与し、そして、そのことが結果的に粗利益単価の小さい「セカンドブランド」の市場を拡大させてきたことの意義は大きい。

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取材後記は以上です、いかがでしたか?

また、今回は後日ロングインタビューもアップされます。
「仕掛け」についてや同社がセカンドブランド領域で活躍できる理由、さらに買取にかかわる裏話など、大いに語って頂きました。
是非お聞きください。


それでは来週もお楽しみに!

(ウェブサイト)
デファクトスタンダード IRサイト
アサザイ(2017.5.10放送分) ゲスト企業:デファクトスタンダード


代表取締役社長 尾嶋 崇遠さまと

 

 

 

5月10日の「アサザイ 今日の1社」はデファクトスタンダード(3545、マザーズ)を放送します。

2017.05/09 今日の1社担当 記事URL

 5月10日の「アサザイ 今日の1社」はデファクトスタンダード(3545、マザーズ)を放送します。

 同社は、インターネットを活用した宅配によるリユース衣料品、時計、財布、装飾品等の買い取りに特化したサービスを展開している企業です。

 サービスの中心は、TMCMでもおなじみ、買い取りサイト「ブランディア」の運営です。
 2017年2月24日(金)に開催された「ヤフオク!ベストストアアワード2016」において、【ヤフオク! 年間ベストストア総合グランプリ】を獲得し「8年連続受賞」という記録を達成。買取実績全国トップクラスの高い実績を誇ります。

 今回は、代表取締役社長 尾嶋 崇遠(おじま たかとお)様にお越しいただき、事業内容、リユース市場の環境、成長戦略等について詳しく伺いました。

 どうぞお楽しみに!

デファクトスタンダード ウェブサイト

 

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パーソナリティ

井上 哲男
いのうえ てつお

上智大学卒業後、国内保険会社での運用部門を経て、UAMジャパン・インク チーフ・ストラテジスト兼株式運用部長に転身。その後、プラウド投資顧問、QUICK、MCP証券などでストラテジストを務め、2014年3月よりスプリングキャピタル株式会社代表。

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