1月24日の「アサザイ 今日の1社」はツクイ(2398)を放送しました。 [「今日の1社」取材後記]
2018/01/24(水) 13:45 今日の1社担当

 1月24日の「アサザイ 今日の1社」はツクイ(2398・東証一部)を放送しました。

 今回は、IR・広報部 部長 渡邊 直雄樹 様にお越しいただき、沿革・事業内容・強み・成長戦略内容等についてお話を伺いました。

 同社は、訪問介護・訪問入浴介護・グループホーム等、神奈川県を地盤に、全国でさまざまな介護サービスを展開しています。

 同社は、1983年に訪問入浴サービスを開始し福祉事業に参入、今では全国47都道府県すべてにおいて、680ヵ所もの事業所を展開する総合介護サービス企業へと大きく成長を遂げました。業界のリーディングカンパニーとして、これからの日本の福祉のスタンダードを構築すべく現在も取り組みを続けています。

 井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
ツクイ (2398) (東証1部)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は、IR・広報部部長の渡邊 直雄樹(わたなべ なおき)様。

「羅針盤」

▼ツクイの事業セグメント
 高齢化社会を迎えるにあたり、介護保険制度が開始されたのが2000年のこと。それを契機として多くの異業種が介護業界に参入したが、1969年に津久井土木株式会社として設立された(現)ツクイが訪問入浴サービスを開始(福祉事業へ参入)したのは、それよりも17年も前の1983年のこと。きっかけは創業者の母親が認知症になったことであった。

 その後、2000年以前に訪問介護、デイサービスを開始し、有料老人ホームやグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅等、新たなサービスの提供を続け、現在では47都道府県680ヵ所もの事業所を運営している。今年で同事業参入から35年。現在、同社は「介護関連サービス」を専業事業としている。

 その「介護関連サービス」はいくつかの事業に区分される。

 「在宅介護事業」:デイサービス、訪問介護、訪問入浴、グループホーム等の事業を、47都道府県、600事業所で展開しており、前期の全社売上に占める比率はおよそ75%と、四分の三程度を占める主事業である。
 「有料老人ホーム事業」:「ツクイ・サンシャイン」のブランド名で13都府県、27ヵ所で介護付き有料老人ホームを展開しており、その総居室数は2,122室。前期の全社売上に占める比率はおよそ13.4%であり、2015年3月からは調剤薬局も開業し、医薬品の調剤および販売を開始している。
 「サービス付き高齢者向け住宅事業」:「ツクイ・サンフォレスト」のブランド名で5都県、14ヵ所でサービス付き高齢者向け住宅を展開し、総戸数は1,073戸。前期の全社売上に占める比率はおよそ2%である。
 株式会社ツクイスタッフによる「人材開発事業」:介護、医療に特化した有料職業紹介、労働者派遣で、31都道府県、36支店で展開しており、前期の全社売上に占める比率はおよそ9.2%となっている。

 また、その他に、「インターネット通販事業」や、株式会社ツクイキャピタルによる「リース事業」も行っている。


▼ツクイの特長を表す5つのキーワード
 ツクイの特長を表している5つのキーワードがあるが、それはそのまま同社の「強み」を表している。列挙すると、
 「35年」・・・冒頭記したように、この事業を手掛けて35年を迎える実績とノウハウは何物にも代えがたい財産である。
 「直営」・・・事業所はフランチャイズ制をとらず、全て直営で運営している。
 「デイサービス最大手」・・・2017年12月時点での事業所数は499ヵ所、お客様数は月間42,000人と、ともに、業界トップである。

 この「デイサービス最大手」の部分はさらに深掘りして理解して頂きたい。

 デイサービスにおける強みとしては、機能訓練の強化を進めていることが挙げられる。これは、理学療法士等の専門職による機能訓練の強化を意味しており、昨年3月時点で、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士(PT、OT、ST)の3資格を保有している機能訓練指導員を362名有している。また、 軽介護度から重介護度の方まで入浴できる設備が充実している。

 この2つのことは、結果的に中重度のお客様でも安心して利用できるハード・ソフトが整っていると認知されることに繋がっており、介護度3から5の中重度者の割合は、市場平均と比較して約8ポイント高い。このことは、運営上、顧客単価(介護報酬)が高いことから、今後の法改正で軽度者への保険給付が見直された場合でも、その影響が同業他社よりも少ないということを意味している。

 これら3つの「強み」が4つめのキーワードである「高い顧客満足度」(2017年に実施した顧客満足度調査の結果で、総合満足度が97%と非常に高かった)につながっている。また、最後のキーワードは「女性のキャリア促進実績」。人材不足が深刻な問題となっている現在、管理職に占める女性の割合が42.7%と非常に高く、女性が活躍できる会社の体質が出来ていることは、れっきとした強みである。

▼「地域価値の創造」に着眼した新たな戦略へ
 同社は、"(10年後の)2025年にありたい姿"として、2015年に『ツクイ ビジョン 2025』を策定し、今年度を最終年度とした第一次中期経営計画を進めてきた。
 『ツクイ ビジョン 2025』3つの柱は、「デイサービスで圧倒的No.1の地位を盤石化」、「ツクイの考える地域包括ケアの確立」、「従業員の幸せを実現」である。
 来期からローリングされる第二次中期経営計画の策定が進められているが、そのなかで「地域価値の創造」に着眼した、新たな戦略へと舵を切ることが予想される。

 確実に次のステップへと歩みを進めるツクイ。そこには、やはり、繰り返しになるが、この事業を35年続けてきたものだけが持つ、"進むべき正確な方向性"を指す『羅針盤』がある。

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取材後記は以上です、いかがでしたか?

本日の放送はオンデマンド配信にて早速アップされております。是非お聞きください。

それでは来週もお楽しみに!

(関連ウェブ)
ツクイ IRサイト
アサザイ(2018.1.24放送分)

IR・広報部 部長 渡邊 直雄樹さまと

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