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 3月11日「今日の1社」はソフトクリエイトホールディングス(3371、東証1部)を放送しました。

 

 同社の歴史は想像よりも古く、またまるでIT化の変遷のようだと感じました。

 1980年代、現在のようにパソコンが普及するとは、思ってもいなかったような時に、パソコンショップをスタートされています。

 ネット通販サイトの運営を開始されたのは1999年のことです。放送でもお話しされていましたが、早い時から事業を開始されています。

 IT業界において、市場のニーズの一歩先いく、という印象を受けませんか。

 

 井上哲男から取材後記が届いております。同社については、ご案内したいことがたくさんあります。どうぞ最後までご覧ください。

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取材後記

ソフトクリエイトホールディングス(3371)(東証1部)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長の林宗治さま。

 

「私的、"IR大賞"」

 
▼優秀な経営指標

 「アサザイ」で度々紹介している弊社の経営指標ランキングシートであるが、今年2月7日発売の週刊現代において5ページの特集が組まれた。その内容は、今期(2014年度:2014年4月期~2015年3月期)までの5期連続で、総合順位が300位内を継続した104の企業名を公開するというもので、見出しは「これが"最後に勝つ株104銘柄"だ」であった。

 

 今期の順位対象社数は3279社。毎年このくらいの対象社数であることを考えると、単年度でも上位300位内に入るのは9%程度であり、5期連続で300位内を継続した104社の比率は3.2%にまで絞られる。このランキングは、成長性やROE、配当性向などにおいて3期間の数字を採用する項目も多く、5期連続で優秀なランキングを維持したということは、8年間に亘り、優秀な経営指標を持続したということになる。この8年間の上位3.2%企業の1社を「アサザイ」で紹介できることは私自身、非常に嬉しいことである。

 
▼ノウハウの積み上げが生んだ、高付加価値ビジネス

 ソフトクリエイトホールディングスの強みは、何よりも、ECソリューション「ecbeing」であるが、これは、1983年にパソコンの販売を開始したことによって得られた「物販ノウハウ」、その後のソフトウェアの受託開発によって得られた「開発ノウハウ」、そして、インターネットの通販サイト「特価 COM」を運営したことによる「サイト運営ノウハウ」を集約して出来上がったものである。それまで手掛けたビジネスからさらに付加価値の高いビジネスを生むことに成功した事例である。

 

 大企業にも採用されている通販サイトの構築数はこれまで900近くで、6年連続でシェア1位(約40%)となっている。また、店舗で小売り展開をしながら、HPに通販サイトを持つ大企業の多くにも採用されているが、これらの企業に採用されている背景には、EC専門のマーケティングサービスにより、「集まる」「売れる」「売れ続ける」仕組みづくりを積み上げてきた実績に加えて、セキュリティとサポートの体制が高いレベルで行われ、顧客の信頼を得続けているということがある。

 
▼堅調な業績推移と財務内容

 業績は極めて堅調。売上高こそ今期見込みが前期よりも4.3%減少しているが、これは、今期見込みで売上の約28%を占める物販販売事業において、昨年1-3月期に、Windows XPのサポート終了前の一時的な需要と消費増税前の駆け込み需要が発生した影響であり、この影響を受けない4-12月期ベースでの実績値は、今期も前期の5%増収となっている。

また、利益項目については、今期は営業利益、経常利益で4期連続、純利益で3期連続の最高益更新を見込んでおり、12月までの第3Qの実績値から、その蓋然性は非常に高まったと個人的に考えている。

 

 財務内容も磐石。無借金なうえに、ROEは算出可能な今期見込みを含む直近9期のうち、8期で10%を超える数字となっている。実績値である直近3期は、13.2%、14.1%、13.6%。繰り返しになるが、無借金であり、この数字は財務レバレッジをかけて出来たものではない。

 

 このROEと30%を意識して実施されてきた配当性向の掛け合わせであるDOEはここ5期を見ても、常に上位10%以内に位置している。紙面の関係でここまでにしておくが、まだまだ紹介したい指標はある。

 
▼"IR大賞"

 昨年、夏の特番に同社をお呼びした際に、放送の中で私は「御社こそ"IR宣言"をすべきだ」と社長に迫った。多くのIRイベントに積極的に参加している活動は特筆に値する。

 

 今までの同社の取り組みに敬意を表し、今週末に東京・国際フォーラムで行われる東証IRフェスタの同社の会社説明会に"勝手に"参加させてもらう了解をもらった。その説明会は3月13日(金)12:20~13:05まで会場5で行われる。林社長の邪魔をしないように同社のことを説明したいと思う。

また、会場にお越し頂いた方には、冒頭に書いた「これが"最後に勝つ株104銘柄"だ」のリストにバリュエーションなどを加えたものを贈呈したいと思う。シートを作る苦労は、同社がこれまで行ってきたIR活動のそれに比べたら極めて微小だ。

 多くの機関が企業に対してIR表彰を行う。私も多くの企業の真摯な取り組みを見てきた。「取り組みに優れた10社を挙げよ」と言われれば挙げることも可能だ。そして、私の中での「IR大賞」は紛れも無く、ソフトクリエイトホールディングスである。再度書く。IRに対する取り組みに対して心より敬意を表す。(了)

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取材後記は以上です。いかがでしたか?

まだまだ紹介し足りない、ということで、井上哲男が東証IRでの同社会社説明会に登場することになりました!社長と対談いたします。

 

また、さすが"IR大賞"の同社は、3月21日(土)にはラジオNIKKEI&プロネクサス&共催「企業IR&個人投資家応援セミナーin大阪」と今月は精力的にセミナーにご出演されます。

 

ご興味のある方、それぞれ東京と大阪で開催されますので、お近くの会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

【東証IRフェスタ】

開催日時:3月13日(金)~14日(土)10:00~19:00(14日は17:00まで)

開催場所;東京国際フォーラム(有楽町駅から徒歩1分、東京駅から徒歩5分)

同社ブース  :C-11

同社会社説明会:3月13日(金)12:20~13:05 説明会会場5

 

【ラジオNIKKEI&プロネクサス共催「個人投資家応援イベントin大阪」】

開催日時:3月21日(土)13:00~17:00

開催場所:ブリーゼプラザ小ホール(JR大阪駅から徒歩5分)

応募〆切:3月13日(金)17:00まで

 

 

(関連ウェブ)

ソフトクリエイトホールディングス IRサイト

3月13日~14日開催 東証IRフェスタ

3月21日開催プロネクサス&ラジオNIKKEI共催「個人投資家応援イベントin大阪」

代表取締役社長の林宗治さまと
代表取締役社長の林宗治さま