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 3月27日の「今日の1社」は、カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284・東証)を放送しました。

 今回は、カナディアン・ソーラー・アセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 大竹 喜久 様 にお越しいただき、同ファンドの概要から、インフラファンドを取り巻く現状、その中での同ファンドの持つ強みや果たすべき役割について詳しくお話を伺いました。

カナディアン・ソーラー・グループの市場最大規模のインフラファンド
 同社のスポンサーであるカナディアン・ソーラー・グループは、太陽電池モジュールなどの製造・販売と太陽光発電所の建設運営を行う企業として2001年にカナダ、オンタリオにて創業しました。2006年からニューヨーク取引所のジャスダック市場に上場しており、事業拠点は20か国、従業員数も12,000人を超えるグローバル企業グループであり、売上は同様の事業を行う米国上場連結企業グループとの比較においても、第2位の規模を誇ります。

 最大の特徴としては、太陽電池モジュールの製造から太陽光発電設備の開発及び運営までを一体的にカバーする垂直統合型モデルが挙げられます。その合理的かつ経済的な運営で優位性をもった事業展開により、同ファンドとしては計100メガワットを超える規模の発電量のパネル出力を誇り、資産規模としても470億円を超、インフラファンドとしては4番目の上場ながら最大規模を誇っています。
 またインフラファンドとして初のグローバルオファリングを行っており、その結果海外の投資家によるESG投資の観点も手伝って、投資口のおよそ50%がスポンサー含む法人・機関投資家といった長期で安定的と言える投資家で構成されており、これは比較的個人の投資主が多いインフラファンドにおいては特徴的と言えます。

それでは同ファンドの代表物件をご紹介します。ぜひご覧ください。


▼CS益城町発電所








取得価格:20,084百万円
パネル出力:47,692.62kW


▼CS大山町発電所







取得価格:10,447百万円
パネル出力:27,302.40kW


▼CS丸森町発電所 ※2019年3月29日取得予定

 

 






取得予定価格:850百万円
パネル出力:2,194.50kW


~安定した分配の実施~

 19の発電所のうち9つの発電所が九州にあることから九州電力による出力制限の影響を心配する声もありましたが、太陽光発電についてはそもそも制御の優先度が低く、実際に発生した制御の影響は第3期の半年間の賃料収入に対して0.21%に過ぎず、分配金に与える影響も軽微なものでした。第3期の分配金実績は1口当たり3,600円で、8月時点に公表したの予想分配金通りの分配となっており、今年6月からの第4期、その半年後の第5期、そしてさらにその半年後の第6期についても現在1口当たり3,600円を想定しており、今後もインフラファンドの一つの大きな特徴である安定的な分配金の実施が予想されます。

 

~今後の成長と果たすべき役割~

  今後の成長においてはスポンサーパイプラインを軸に据えた外部成長も十分見込まれていて、380MWを超えるパイプラインを着実に取得していくことで中期的に資産規模1,000億円を超えることを目標とされています。

 また一方で太陽光発電の意義や課題としては、パリ協定においてわが国が宣言した「2030年までに2013年比26%のCO2削減」の中で2030年のエネルギーミックスにおいて全体の7%を担うことが期待される太陽光発電はまだまだ開発が必要である状況下、個人投資家の皆様の資金をインフラファンドに振り向けて頂き、それを活用して太陽光発電をより拡大させることでCO2の削減に寄与していくことが求められていると語る大竹社長。是非、本市場に興味を持っていただきたいと思うと同時に、今後の展開にアサザイも注目してゆきたいと思います。

~オンデマンド配信のお知らせ~
本日の放送はオンデマンド配信にて早速アップされております。是非お聞きください。
アサザイ(2019.3.27放送分)

(関連リンク)
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人 ウェブサイト

カナディアン・ソーラー・アセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 大竹 喜久さまと