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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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 4月1日の「アサザイ 今日の1社」はピアラ(7044・東証マザーズ)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 飛鳥 貴雄 様にお越しいただき、独自の強み・中期経営計画・海外戦略等について詳しくお話を伺いました。

 同社は、ビューティ&ヘルス及び食品領域において通販事業を展開する企業様の悩みを解決する、ECマーケティング支援企業です。

 業界特化型KPI保証サービスを通して通販事業企業様の支援を続け、現在では850社以上の実績を蓄積した独自データ×AIと独自のマーケティングシステムにより、確度の高いマーケティング予測を進めています。

 同社の領域は、国内人口が減少傾向にある中でもシニア層による増加が見込まれ、アンチエイジング、予防医薬など健康・美容志向の高まりにより拡大を続けており、この市場に特化したデータと独自の専門的ノウハウを有する同社の優位性はますます高まっています。

 井上哲男より取材後記を頂きました。ぜひご覧ください。

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取材後記
ピアラ(7044)(東証マザーズ)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録
お相手は、代表取締役社長 の 飛鳥 貴雄 (あすか たかお)様

『B&H、そして、食品業界を攻める』

▼コミット型のビジネスモデルで着実に成長
 2018年12月に上場された、ビューティ&ヘルス業界、及び、食品業界のイーコマースを支援する事業を行っているが、特長の第一は、クライアントのKPIを保証し、その達成によって収益を得るという、コミット型のビジネスであること。これは従来の広告代理店とは全く異なるビジネスモデルだ。

 なぜ、このようなビジネスモデルを展開できるかというと、この領域において15年以上の実績があり、当初から行っていた専門性の高い「コンサルティング」と、独自の領域特化型DMP&AIを基幹とするEC向けマーケティングプラットフォームや独自のMAツール/ECシステムといった「テクノロジー」の2つが、クライアントのマーケティング課題を克服するソリューションに結びついているからである。

 具体的には、蓄積された過去の類似データ(社長はこれを"悩み別データ"と呼んでいた)、ノウハウから、AIで予測プラニングを立て、最適な手法と媒体を選出することによって予算配分を最適化し、クライアントのニーズに対応している。これにより提供できる広告は、オンライン/オフライン両方の広告である。
 取引社数は、延べ850社以上であり、このKPI保証取引における取引継続率は95%以上と極めて高い。クライアントの満足度の高さが窺える。


▼13年連続の増収を達成
 業績は極めて好調だ。
 同社は12月決算であるが、発表した2019年12月期決算で13年連続増収となった。対前期の増収率も28.2%と高く、営業利益も25.6%、経常利益も35.4%、親会社株主に帰属する当期純利益も61.8%のそれぞれ増益を果たした。

 前年度はトピックも多く、バイオテクノロジーメーカーの株式会社サラヴィオ化粧品と資本業務提携を行い、通販領域でマーケティング支援及び特許取得の温泉藻類を活かした新たな商品開発に着手することを発表した。
 また、Google AdWordsアカウントを管理するマーケティング支援の活動が評価され、検索部門において認定取得済み部門が2部門であるため「Premier」を取得した。
 海外展開においても、ベトナムのソンキムグループの子会社であるソンキムリテールと業務提携を行い、テレビショッピングとECに日本商材の提供を開始した。

 この最後の部分の海外展開であるが、同社はこれまで既に中国、台湾、タイ、ベトナムに拠点を持っており、グローバルマーケティング企業として展開しているが、EC支援にとどまらず、貿易における運用などのサポートといった、日本の小さな企業では少し臆してしまう部分をもカバーしてくれることが、企業にとっても非常に心強い。


▼自社の強みが生かせる業種で着実な成長を目指す
 
社長に、「ビューティ&ヘルス業界、食品業界以外に横展開することを現在考えていないのか?」と訊いたところ、ハッキリと否定された。
 ビューティ&ヘルス及び食品業界の市場規模は2020年には、約2.6兆円にまで成長する見込みであり、また、これらの業種はマーケティングコストが30%以上と高いからだと言う。つまり、広告の重要性が高いこの業種において、培ったノウハウ、データを活かすこと、また、この業種の製品については、日本製の安心感がアジアにおいて極めて高い評価を受けていることから、事業のターゲットを他の業種に広げることを現在は考えていないのだ。今後の3年間の市場規模の伸びとして、約26%の増加という数値も披露された。まずは、ここを深く攻め、そして、扱いシェアを圧倒的に伸ばすという、目的が明確なことがとても頼もしく映る。
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 取材後記は以上です。いかがでしたか。

 本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください。

 それでは来週もお楽しみに!

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代表取締役社長 飛鳥 貴雄さまと