3月20日の「今日の1社」は、コラボス(3908)を放送しました。 [「今日の1社」取材後記]
2019/03/20(水) 10:59 今日の1社担当

 3月20日の「今日の1社」は、コラボス(3908・東証マザーズ)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 茂木 貴雄 様お越しいただき、沿革と簡単な事業の説明、サービスの詳細説明、業界動向と強み、成長戦略、株主優待制度等について、お話を伺いました。

 同社は、お客様相談室や製品問い合わせセンター等のコールセンターで利用されるシステムを手軽に利用できるよう、クラウドサービスという形態で提供している企業です。

 日本で初めて、コールセンター向けにクラウドサービスの提供を開始したパイオニアであり、200席超の大規模コールセンターから5席前後の小規模コールセンターまで規模を問わず、豊富な導入実績をもっています。 2021年度にはコールセンター関連のシェアで「クラウド型」が「購入型」を超えると予測されており、今後の展開がますます注目されています。

 井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
コラボス(3908)(東証マザーズ)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。
お相手は、代表取締役社長の茂木 貴雄(もてぎ たかお)様。

「市場規模の拡大を"追い風"にできる条件」

▼クラウドを利用して電話システム等を提供することに成功
 会社設立が2001年。マザーズに上場したのが2015年3月だったので、上場からちょうど4年を迎えた。企業のお客様相談室や製品問い合わせセンターなどのコールセンターにおける電話システム等を提供することで知られているが、日本で初めて、そのサービスについてクラウドを利用して提供することに成功したパイオニア企業である。

 この"クラウドを利用する"という部分は、茂木社長のアイデアであり、また、起業の経緯でもある。創業当時は社員3名で、IP電話交換機システムをクラウドで提供するサービスからスタートしたという。

 考えてみれば、コールセンターというものは、企業にとって固定費も含めて非常に経済的な負担の大きな、いわゆる"コストセンター"である。

 これが、月額料金制のクラウドサービスで、安価にスピーディーに提供されることによる企業側のメリットとは、「購入型」の場合は、高額な初期費用やシステムの変更費用が必要なのに対して、「クラウド型」は、専用システムを利用することにより、設置、テストの人件費等の経済的な負担が軽減されるだけでなく、開発やテストに係る期間が短縮できるという時間的なメリットがある。また、購入したシステムは「資産」であるが、サービスの利用料は、「費用」として処理できる。

 そして、導入後も、問い合わせ件数の増加に伴うシステムの増強、キャンペーン実施、終了に伴う業務の増減にも、クラウドであれば利用数の調整だけで柔軟に対応することが可能である。無論、事務所などの移転の際にも、システムの物理的な移動も不要だ。

▼クラウド型の市場動向は好調に推移
 
業界(コールセンター関連のシステム業界)の市場としても、「購入型」がダウントレンドなのに対し、サービスとして利用する「クラウド型」は好調に推移しており、2021年度には、シェアが逆転する見込みであるという。

 コールセンターの運営には、主に、問い合わせの電話を受けるための「電話系システム」と、問い合わせ内容や周辺情報を記録・管理し、次の対応にいかすための「顧客管理システム」この2つのシステムが必要である。

 同社の「電話系システム」としては、高品質な音声で専門的な機能を利用できる「@nyplace」(売上高のおよそ8割を占める)、PCをインターネットにつなぐだけでご利用頂けるソフトフォン型のクラウドサービス「COLLABOS PHONE」の2サービスがある。

 また、「顧客管理システム」には、顧客企業の業務内容によって使い分けることが出来る2種類のクラウドサービスを提供している。  「COLLABOS CRM」は、お客様相談室や製品問い合わせセンターなどのお問い合わせ、つまり、いわゆる「受けの業務」向けのサービスであり、「COLLABOS CRM Outbound Edition」は、その真逆であるマーケティング・ツールとしてのサービスであり、通販商品のお勧めやアンケート調査等の電話をかける「責めの業務」に用いられる。

 これらは、大きな意味で、ビッグデータの利用とも言える。この親和性という意図であろうか、同社の子会社であるシーズファクトリーでは、AIを使ったコールセンター向けデータ解析クラウドの「Golden List」を提供している。

▼豊富な実績とサービスラインナップで競争を勝ち抜く
 上段で、2021年にはクラウド型が購入型を逆転すると書いたが、このことが、他面、他社の参入、競争をもたらす可能性かもしれないことは避けられない事実だ。

 その段階になって大きく評価を受けるのが、同社のこれまでの「実績」と「強み」であろう。
 「実績」は、コールセンターの通信インフラにクラウド・ソリューションを導入した"日本初"の企業として、5席前後の小規模コールセンターから200席超の大規模コールセンターまで、規模を問わず豊富な導入実績を保有しているということであり、 「いつでもつながる」、「通話が切れない」、「だからコラボスになら任せられる」といった、同社に対して顧客が与えて続けてきた評価に表れている。

 また、「強み」とは、この実績に加えて、紹介した豊富なサービスラインナップが、企業のニーズ・ステージによってサービスの選択、追加を可能にしていることであろう。これは、コールセンターの立ち上げ提案から構築、運用まで、ワンストップでトータルサポートできるだけでなく、逆に企業に対して、必要なサービスの提案まで出来るということだ。

 既に、約650拠点での導入実績があり、契約企業の継続利用年数も3年以上の企業が62%、うち38%は5年以上と、長期に亘り利用していることが分かる。市場規模が拡大する際に、それ(市場拡大)をその会社に対する「追い風」として考えられるか、それとも他社参入等のリスク要因を大きく考慮しなくてはならないかは、それまでの「実績」と「強み」に拠るところが大きい。明らかに同社は前者である。
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取材後記は以上です。いかがでしたか?

本日の放送はオンデマンド配信にて早速アップされております。是非お聞きください。

それでは、来週もお楽しみに!

(関連リンク)
コラボス ウェブサイト
アサザイ(2019.3.20放送分)

代表取締役社長 茂木 貴雄さまと

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