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 7月14日 の「アサザイ 今日の1社」はSharing Innovations(4178・東証マザーズ)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 飯田 啓之 様にお越しいただき、事業内容、強み、業界動向、成長戦略等についてお話を伺いました。

 同社は、Salesforceを中心としたクラウド導入やTableau活用によるデータ可視化、​スクラッチでのシステム開発を通じ、お客様のDX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートしている企業です。

 人材育成に力を入れており、セールスフォース関連資格を多数取得。セールフォースのAI製品であるアインシュタインシリーズに関連する資格の保有数は日本一を誇ります。
 セールスフォースからも高く評価されており、年1回行われるSalesforce Partner Summitにおいては、3年連続の受賞。特に今年は、上から2番目の賞となる「Agile Integration Partner of the Year」を受賞しております。

 井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
Sharing Innovations(4178)(東証マザーズ)
ラジオNIKKEIにて収録
お相手は、代表取締役社長の 飯田 啓之(いいだ ひろゆき)様

「ITエンジニアの教育・育成で日本の発展と生産性向上を牽引する」

▼Sharing InnovationsのDX事業
 今春、2021年3月24日に上場されたばかりの、企業のDX化を推進する企業であるが、事業区分は、その「DX事業」として「システムソリューション事業」と「クラウドインテグレーション事業」の2つを持ち、その他に、アプリの企画・開発・運営を行う「プラットフォーム事業」(占いチャットアプリ「ウラーラ」で知られている。)を持っている。

 「DX事業」のうちの「システムソリューション事業」は、創業時から行っている事業で、金融、流通、ウェブサービス、人材などの幅広い業種・業態の企業をクライアントとして、社内情報管理システムやリスク管理システムなどのネイティブアプリなどの設計・開発・導入・維持管理などを行っており、「クラウドインテグレーション事業」は、現在の同社における注力事業、注力分野であり、世界的に著名な企業であるセールスフォース社が提供しているクラウドベースの顧客管理(CRM)、営業支援(SFA)ツールである「Sales Cloud」、マーケティングオートメーションツールである「Salesforce Einstein」、また、セールスフォース社の子会社のビジネス・インテリジェンス・ツールなどを用いたクラウドサービスの導入支援を行っている。

 リスナーの方はよくご存知と思うが、セールスフォースは時価総額もトヨタを超えるほどであり、ワールドワイドで見た、文字通り「大企業」である。また、昨年8月には米国ダウ指数の構成銘柄に採用されることが発表され、同指数におけるハイテク株の一角を担っている。そして、Sharing Innovationsは、このセールスフォースのサービス群に特化して導入支援を行っているということが大きな特徴である。

数多くのセールスフォース関連資格を保有
 当然、このことは同社の「強み」に直結している。
 同社の社員は、セールスフォース関連資格しており、この3月時点で67名が、213個の資格を保有しており、セールフォースのAI基幹プロダクトであるアインシュタインシリーズに関連する資格の保有数は日本一とのことで、セールスフォースが年1回行う、「Salesforce Partner Summit」において、3年連続で賞を受けており、特に今年は、上から2番目の賞となる「Agile Integration Partner of the Year」を受賞したという。これは、セールスフォース社が最終顧客にアンケートを行い、その満足度が高かったパートナー会社が選ばれるもので、パートナー会社500社の中で、このような高い評価を受けているということだ。

 また、DXの事業領域における技術革新は絶え間なく行われており、近年、AIの活用により、さらにテクノロジーが進化を遂げているが、それらの新たな技術に適時対応していくため、新サービスの開発やサービスラインナップの充実を図ることで、世の中の技術革新に対応したサービスを提供する必要があるのだが、同社は、システムソリューション、クラウドインテグレーションの両方を手掛けていることによって、通常のシステム開発にセールスフォースのクラウド製品を組み合わせることが可能となり、クライアントのニーズに柔軟に対応できることも強みであろうと私は考えている。

▼Sharing Innovationsの業績
 業績も好調である。
 同社は12月決算であるが、前期の数字は、売上高が前期比38.8%増収の3,782百万円、営業利益が前期比87.0%増益の273百万円とこれまでの増収・増益基調を維持した数字での着地となったが、今年度についても、売上高が前期比16.7%の増収、営業利益が18.7%の増益を見込んでおり、驚いたことにその営業利益は、5月12日に発表された第1四半期の決算で、通期予想の約4割程度を達成している。

 今後の中長期的な戦略として描いていることは、データの取得・蓄積・分析・可視化という4つのノウハウに、AIやビジネスインテリジェンス(BI)を組み合わせたソリューションで、顧客企業のDX化を一気通貫に実現するインテグレーターとして成長を実現することであろう。そのためにも、まずは注力分野であるクラウドインテグレーションの分野での圧倒的な信頼感を武器に" 攻める "ことである。
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 取材後記は以上です。いかがでしたか。

 本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください!

 それでは来週もお楽しみに!

(関連ウェブ)
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代表取締役社長 飯田 啓之 さまと