7月8日の「アサザイ 今日の1社」はテノックス(1905)を放送しました。 [「今日の1社」取材後記]
2020/07/08(水) 15:33 今日の1社担当

 7月8日の「アサザイ 今日の1社」はテノックス(1905・JASDAQ)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 佐藤 雅之 様にお越し頂き、経営理念や沿革・基礎工事・強み・市場環境と成長戦略等について詳しくお話を伺いました。

 同社は、住宅、オフィスビル、物流倉庫、高速道路など、私たちの身の回りにあふれているさまざまな建造物が安全にその役割を果たすために必要な、品質の高い基礎工事の設計・販売・施工を一貫して手掛けています。

 中低層ビルの基礎工事において業界内に広く浸透した特殊工法・テノコラム工法や、高速道路、鉄道などの土木の基礎工事に用いられるガンテツパイル工法を開発するなど、国内有数の技術力を有し、時代のニーズを先取りした工法を生み出し、安心・安全な基礎工事の提供を続けています。

 井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
テノックス(1905)(東証ジャスダック・スタンダード)
ラジオNIKKEIにて収録
お相手は、代表取締役社長の 佐藤 雅之 (さとう まさゆき) 様

『TEN OX』

▼設立50周年を迎えた、基礎工事の専門家企業
 本日、(放送日である)2020年7月8日は、同社の設立50周年の記念すべき日となった。心からお慶びを申し上げる。創業者である安田善次郎氏と、同氏を慕う10名の青年が共に会社を設立したのが1970年のこの日のこと。今や、住宅・商業施設・病院・倉庫・工場・鉄道・高速道路などあらゆる建物と構造物を支える基礎工事の専門家集団として名高いが、その歩みは、ご苦労はされながらも一方で順調であったようにも映る。

 設立当初の建物の基礎となる杭打ち工事といえば、ジーゼルハンマーによる打撃工法が主流であり、騒音、振動、そして、油煙をまき散らすことから、近隣に迷惑をかける工事として見られていたという。
 安田氏が会社を興した理由は、実はこの部分にあり、環境に優しい基礎工事の新工法を開発するという使命感に駆られて会社を設立したのだという。まさしく、「社会問題こそが事業」というこの「アサザイ」で何度も私が伝えてきたことが起業の動機だ。


▼国民の「安心な暮らしの創造」に貢献するテノックスの技術
 その、環境に配慮した独自の技術の進化は、会社設立から7年経った1977年に、コンクリート杭の施工法である「CMJ工法」で特許を取得したことによって花開いたが、さらに技術志向を強め、1984年に、今や地盤改良工法の代名詞ともいえる「テノコラム工法」の特許を取得し、これを契機に営業拠点を全国に拡大した。文字通り、同社発展のカタリストとなったのが、この工法といえる。
 その後も、専門的な単語で恐縮だが、「ガンテツパイル工法」、「ATTコラム工法」、 「TN-X工法」、「ピュアパイル工法」などの新工法で、特許の取得、技術審査証明、また、国土交通大臣認定を取得し、全国の建物、社会インフラの基礎を支え、国内トップクラスの技術力を誇る会社に成長した。

 基礎工事は、構造物が地下にあるため一般の目に届かず地味な印象があるが、日本の土台を支える重要な事業であり、その範囲は、住宅、商業施設、病院、倉庫、工場、そして、社会インフラである、鉄道、高速道路など、ほぼ全ての建物、構造物に必要なものである。

 同社が施工した代表的な建物、構造物を挙げると、鋼管杭の工法である「TN-X工法」を用いた建築分野として豊洲の卸売市場、有明の国際展示場・ビッグサイトの基礎などがあり、地盤改良工法である「テノコラム工法」を用いた基礎工事としては、各地のイオンモールなどの商業施設や多くの大学などの教育施設が挙げられる。また、土木分野でも、交通インフラ整備事業である「道路橋」や「鉄道橋」の基礎を鋼管杭とソイルセメントのハイブリッド工法である「ガンテツパイル工法」が支えており、近年では「圏央道」、「外環道」、「新東名高速道」などの実績があり、現在も「北陸新幹線」、「新名神高速道」、「大阪湾岸西伸部」などを施工中である。そして、東日本大震災復興事業にも同社の技術が用いられ、「河口水門」、「防潮堤」の構築にもその工法が採用されている。政府の推進する「国土強靭化政策」を影から支え、国民の「安心な暮らしの創造」に貢献しているのだ。


テノックスの成長戦略
 成長戦略であるが、同社は、2021年3月期を最終年度とした中期経営計画「To The Next Future 2018-2020」を推進しており、今年度が最終年度となる。
 定性的な目標、重点施策として掲げていることは、5つ。順に並べると、市場、顧客に求められる品質面での信頼性を確保する、新技術や新サービスを創出し新たなイノベーションを興す、生産性の向上を図る、受注力の強化、将来の中核セグメントとしての海外事業の橋頭堡づくり、である。

 また、定量的な目標についても、「ROE:8%以上」を掲げているが、2017年度に4.8%であった同値は、その後、5.7%、そして、この3月期に6.6%と着実に上昇している。現在、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、今年度の業績見通しについては発表していないが、アフターコロナにおいては、このROEの上昇トレンドに回帰できるよう努力したいと語った。

 社名の「テノックス」は「TEN OX」、つまり、創業者である安田氏の夢に共鳴した10名の青年たちのことであり、彼らは"雄牛のように"新工法開発に突き進んだのだが、同社の経営理念である「人間尊重」、「技術志向」、「積極一貫」の3つは、この会社がDNAとして育て上げようとした"大切なもの"を如実に表しており、加えて、このことは、これまでの50年だけでなく、これから先の50年、100年の成長に必要な会社としての"基礎"の部分をも示しているように思われる。すばらしい社名と経営理念である。
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取材後記は以上です。いかがでしたか。

本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください。

それでは来週もお楽しみに!

(関連ウェブ)
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代表取締役社長 佐藤 雅之さまと


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