お知らせ:

朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

番組へのお便りはこちら

 8月18日 の「アサザイ 今日の1社」はヒューマンクリエイションホールディングス(7361・東証マザーズ)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 富永 邦昭 様にお越しいただき、事業内容・システムソリューションサービス事業・強み等につきましてお話を伺いました。

 同社は、1974年に創業以来、ITというツールを通じて、人としてのあり方を追求してきたグループです。同社と子会社4社により構成されており、エンジニア派遣に特化した技術者派遣事業を主たる事業としております。

 ビジネスモデルの特徴は「派遣」と「受託開発」の両方が行えることであり、平常時には派遣というかたちでいろいろな企業にIT技術者の派遣を行っていますが、システム開発における最上流の部分、いわゆるコンサルティング分野から手掛けることによって、「受託」となった時に、派遣で入っている人材を一旦契約解除して、受託開発チームとして新しく生成する形をとっています。

 井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

-----------------------------------------------------------------------------
取材後記
ヒューマンクリエイションホールディングス(7361)(東証マザーズ)
ラジオNIKKEIにて収録
お相手は、代表取締役社長の 富永 邦昭(とみなが くにあき)様

「戦略的M&A」

▼ヒューマンクリエイションホールディングスのビジネスモデル
 今年2021年3月に上場された際、IPO開示資料の充実度、また、これまでの業績の着実な成長度から、「ずいぶん大人の会社が上場したな」という印象を持った。同社グループは、同社と子会社4社により構成されており、子会社4社のうち3社が主に技術者派遣を行っており、1社がシステムコンサルティング及び受託を行っている。

 同社のビジネスモデルの特徴は、最上流の「コンサルティング」に加えて、「派遣」と「受託開発」の全てが行えることである。平常時においては、いろいろな企業にIT技術者を「派遣」しているが、システム開発における最上流の部分、いわゆるコンサルティング分野から手掛けることによって、それが、「受託」となった時に、今、派遣で入っている人材を一旦契約解除して、受託開発チームとして新しく生成するかたちをとっている。

 つまり、「派遣」で高稼働率を獲得し、これが「受託」となった際(無論、初めから受託の場合も多い)に、高収益率に結びつくということである。そして、ビジネスの入り口は、SIer(システムインテグレーター)と連携する場合と、(最終顧客である)メーカーから直接依頼を受ける2つのパターンがある。何れにせよ、上流である企画の段階から参画し、開発、そして保守に至るまで、一気通貫で事業をカバーできることは強みだ。

 また、特定の企業・業界に依存しておらず、売上首位の顧客様でも全体に占めるシェアは数パーセントであり、300社以上の旬な企業と常時取引を行っており、全方位対応がとれているということも強みである。顧客の業種も、金融サービス業界、製造・流通業界、エネルギー業界、公共・医療業界、通信・メディア業界など幅広いものがある。

▼M&Aにより、さらに上流の窓口の幅を広げることが可能に
 業績も好調である。同社は8月10日に今年度の第3四半期の決算を発表したが、同四半期ベースで過去最高の業績となっており、通期の進捗状況についても「順調」と社長は語られた。

 また、翌日である8月11日には新たなM&Aがリリースされた。(株)ヒューマンベースという会社を子会社化するという。同社は、コンサルティング領域の中でも、特にERP分野について高い技術力を有しているという。経営・事業全般を司るERP。ヒューマンクリエイションホールディングスはこれによって、さらに上流の窓口の幅を広げることが可能になったと言える。
-------------------------------------------------------------------

 取材後記は以上です。いかがでしたか。

 本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください!

 それでは来週もお楽しみに!

(関連ウェブ)
いつも聴く!ポッドキャスト
ヒューマンクリエイションホールディングス IRサイト

代表取締役社長 富永 邦昭さまと