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 5月26日 の「アサザイ 今日の1社」はタカラレーベン不動産投資法人(3492・東証)を放送しました。

 今回はタカラPAG不動産投資顧問株式会社 代表取締役社長 宰田 哲男 様にお越しいただき、第6期決算とコロナ禍の影響、ポートフォリオの状況から成長戦略等について詳しくお話を伺いました。

~スポンサー各社の専門性とノウハウを結合したマルチスポンサー型の運用体制~
 同社は、2018年7月に上場した総合型のリートで、オフィス・住宅で70%以上、ホテル・商業施設・その他で30%以下を投資方針にしております。

 異なる強みを有するスポンサー構成が大きな特徴でもあり、総合不動産ディベロッパーである「タカラレーベングループ」をメインスポンサーに、ファンド運用会社の「PAG」、寮・ビジネスホテル及びリゾートホテルの管理運営を主な事業内容とする「共立メンテナンス」および全国にネットワークを持つ家電流通業界における国内最大手の「ヤマダホールディングス」のサポートを統合したマルチスポンサー型の運用体制を構築する総合型J-REITです。

 スポンサー各社は、オフィス、住宅、ホテル及び商業施設その他の物件それぞれについて、豊富な実績に裏打ちされた専門性とノウハウを有しており、各社のネットワークはもちろん運用ノウハウやオペレーション力を最大限活用し、四大経済圏(東京、大阪、名古屋、福岡)を中心とした、地域分散が効いている安定した総合型ポートフォリオを構築しています。

 2020年7月に社長に就任された宰田様ですが、これまでに上場・私募リートなど8,000億円超のアセットの運用を行ってきており、リート草創期から培った経験豊富なノウハウを活かして運用に携わっておられます。

 それでは同リートの代表物件をご紹介します。ぜひご覧ください。


▼NTビル(オフィス)

















 
 本物件が所在する大井町エリアは、品川・大崎エリアのオフィス補完需要を呼び込むことができるとともに、羽田空港アクセス線の開通や、リニア中央新幹線の開通等により、今後の発展も期待されるオフィス・商業エリアです。、地下2階付地上17階建ての視認性が高く、地域のランドマークとしての存在感を有しています。システム開発、IT等の業務を行う企業を中心に貸室面積の70%超のテナントが本社として利用しており、今後も安定した運用が見込まれます。1フロア1テナントの利用を中心としつつ、1フロアを2つの区画に分割することも可能であるため、大手企業及び中小規模企業の双方のオフィスニーズに対応可能です。



▼ラグゼナ勝どき(住宅)

















 本物件が物件が所在する都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅周辺のエリアは、中央区のウォーターフロントに位置し、オフィスビル、商業店舗ビル及び共同住宅が建ち並ぶエリアです。タカラレーベンが開発した、地上10階建、総戸数26戸の共同住宅であり、2019年5月に竣工しました。本物件は、40㎡~58.10㎡までの5パターンを有するコンパクトタイプのマンションです。高いデザイン性と充実した設備による快適性により、シングル及びDINKSを中心とした職住近接を求めるテナントニーズに応えられる物件です。



▼家電住まいる館YAMADA松山問屋町店(商業施設・その他)









 本物件が所在する「松山市問屋町エリア」は、松山市中心部に近く、足元の商圏は1km圏内において、20歳から40歳代の若い世代が多く、家族構成においても3人世帯及び4人世帯の比率が高いエリアです。2018年9月に「家電住まいる館」としてリニューアルオープンしており、家電製品のみならず、生活雑貨、家具/インテリア、新築注文住宅/リフォーム、不動産賃貸/売買等の様々な商品とサービスを提供しており、今後も安定した運用が期待できます。また、屋上には太陽光発電設備を有しています。


~タカラレーベン不動産投資法人の成長戦略~
 上場から約3年、着実に成長の歩みを進めている同リートですが、引き続きポートフォリオ「着実な成長」と「安定した運用」の実現を目指して取り組んでいます。

 気になるコロナ禍における影響も、直近の第6期(2021年2月期)には賃貸事業収入の約0.9%と、しっかりと抑制が出来ております。
 外部成長についても、第6期から第7期にかけて、将来の安定的なキャッシュフローに対するリスク、内部成長の実現性等を総合的に勘案し、4物件約104億円を売却、5物件を約75億円で取得する物件の入れ替えを実施しております。この差額の約25億円分についても早期に取得を進める考えです。
 スポンサーであるタカラレーベンが得意とするマンションをはじめとした19物件、約330億円のパイプラインを有する他、独自のネットワーク、総合型の強みを活かし物流施設やヘルスケア施設などへの投資も検討するなど、資産規模の拡大を目指しています。

 また、財務戦略としましては、2021年3月にR&Iから発行体格付「A-」(安定的)を取得しております。これは既に取得しているJCRの発行体格付「A-」(安定的)と同格で、2つの機関から格付を取得しました。借入年限の長期化・分散化によるリファイナンスリスクの低減を図り、ボンドの発行など資金調達手段を多様化も検討しています。

 「資産規模が現在848億円という小さなリートですが、スポンサーのタカラレーベンの力などを活用し、成長してゆきたい。中長期的な投資主価値の最大化に向けて役職員一同努力してゆきます」と語る同リートの今後の取り組み、アサザイも追いかけてゆきたいと思います。

~Podcast配信のお知らせ~
本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております。是非お聞きください。
いつも聴く!ポッドキャスト


(ウェブサイト)
タカラレーベン不動産投資法人 ウェブサイト

それでは来週もお楽しみに!

タカラPAG不動産投資顧問株式会社 代表取締役社長 宰田 哲男さまと