5月19日 の「アサザイ 今日の1社」はアクシージア（4936・マザーズ）を放送しました。

　今回は、代表取締役　段　卓　様にお越しいただき、沿革・事業内容・強み・成長戦略等についてお話を伺いました。

　同社は、目元ケア製品（AXXZIAシリーズ）やエイジングケア製品（AGTheoryシリーズ）等を中心に、エステサロンや小売市場向けスキンケアブランドを開発している企業です。

　マーケットの伸長著しい中国市場を中心に事業を展開しており、中国の消費者ニーズを踏まえ、中国化粧品登録の法規制をクリアする成分構成を前提に、中国女性からのニーズが高いと想定される「オンリーワン製品」の開発を続けております。

　井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
アクシージア（4936）（東証マザーズ）
ラジオNIKKEIにて収録
お相手は、代表取締役の　段　卓　（だん　たく）様

「『アジアの美』を日本から全世界に」

▼化粧品業界におけるニッチャーとして事業展開
　会社設立は2011年12月。美容施設向け化粧品の開発・製造から事業を開始され、創業から10年経たない今年２月にマザーズ市場に上場を果たした。
　東証の業種区分は「化学」であり、目元ケア製品やエイジングケア製品を上市されているが、その製品上市の沿革を辿ると、2013年に美容施設向けスキンケアブランド「ルシエル ド ローブ」、2016年に小売市場向け目もとケア・スキンケアブランド「ビューティー アイズ」、同じく小売市場向けサプリメントブランド「ヴィーナス レシピ」を上市し、現在は、目元ケア製品である「AXXZIAシリーズ」や、エイジングケア製品である「AGTheoryシリーズ」などに注力しており、化粧品業界におけるニッチャーとして事業展開をしている。

▼積極的な海外展開を実施
　日本においては、東京都新宿区の本社の他、大阪と福岡に国内の営業所を構えているが、海外展開も図っており、2018年に中国・上海と香港に連結子会社を設立し、中国・香港市場においても大きく事業を推進し、現在はその売上のうち約7割が中国におけるものである。

　この、日本と中国、そして香港のそれぞれの会社の事業であるが、日本の会社はエステサロンへの販売、百貨店、化粧品小売店、免税ドラッグストアや空港免税店などへの販売、インターネット通信販売事業者の運営するECサイトを通じた一般消費者への直接販売などを行っており、上海の連結子会社は、中国本土において、卸売業者を通じてのエステサロン運営事業者への卸売販売が事業内容である一方、香港の連結子会社は、日本のリテール事業と同じく、百貨店運営事業者、化粧品小売店舗運営事業者、免税店運営事業者及び量販店運営事業者などへの販売を行っている。

　「中国における売上が約7割」と書いたが、同社の販売ラインとして特筆すべきは中国のEコマースでの販売である。
　中国大手越境ECプラットフォームである「RED（小紅書）」、Alibaba.comが運営する中国最大規模の越境ECプラットフォーム：「Tmall Global（天猫国際)　」に旗艦店舗を出店し、事業展開を図っている。

　同社資料によると、2019年時点での中国のECによる化粧品購入比率はスキンケアで29.7％と、日本の11.9％の倍以上の数字となっており、この傾向は今後も続くことが予想されているが、このECサイトへの出店からわずか2年でその品質の高さが認知され、会員数、売上を増やしていることは第1の強みである。

▼アクシージアの強み
　また、その他の強みとして、社長は「組織の機動力を活かした製品開発スピードの速さ」を挙げられた。2019年の1年間で上市した新製品は20品目。組織の機動力を活かし、これからも毎年10品目を目標として新製品を創出し、特定市場内での局所的ナンバーワンを目指すという。無論、そのためにはユーザーの声を踏まえた製品改良について、真摯に、そして継続的に取り組む必要がある。このことは、「既存の主力製品のライフサイクルの長期化」にも繋がり、「＋『新製品』」で存在の幅を広げるという目的がそこに見える。

　社名の「アクシージア　」はローマ字で『AXXZIA（エー、エックス、エックス、ゼット、アイ、エー）』となり、この『XX（エックス、エックス）』は女性の染色体を表し、美の象徴を意味するという。また、残りの『AZIA』は『ASIA』を表す造語だ。
　このように、社名は、アジアの女性がもつ凛とした美しさに価値を見出し、外面のみならず内面の豊かさを追求していくことを使命として考えられたものである。
　「化粧品を通じて、『アジアの美』を日本から全世界に発信し、一人ひとりの輝きと品位のある生き方を応援していきたい」と段社長は熱く語られた。
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　取材後記は以上です。いかがでしたか。

　本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください！

　それでは来週もお楽しみに！

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代表取締役  段　卓さまと