6月20日の「アサザイ 今日の1社」はシルバーライフ(9262)を放送しました。 [「今日の1社」取材後記]
2018/06/20(水) 14:07 今日の1社担当

 6月20日の「アサザイ 今日の1社」はシルバーライフ(9262・東証マザーズ)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 清水 貴久様にお越しいただき、簡単な事業内容の説明、沿革、事業環境、強み、業績等について詳しくお話を伺いました。

 同社は「まごころ弁当」「配食のふれ愛」に代表される"高齢者向け配食サービス"を全国で展開しております。

 一人暮らしや要介護の高齢者には、自ら調理をすることや買い物に行くことが困難である等の理由で、手間をかけずに毎日の食事を用意したいというニーズが生じています。同社はこうしたニーズに応えるため、「高齢者の皆様の食生活を支える」という揺るぎない熱意のもと、配食サービスの仕組みを構築し運営、自社工場及び仕入先工場で製造された調理済み食材の販売をしております。

 2007年の設立から"高齢者人口の増加によるニーズの急増"という追い風を受けて急速に成長。そして、2009年にはフランチャイズ展開をスタートさせ、今では全国1位の規模である約600の店舗で事業が展開されています。

 井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
シルバーライフ (9262) (東証マザーズ)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は、代表取締役社長の 清水 貴久 ( しみず たかひさ )様。

「真正面から戦っている」

シルバーライフの事業内容
 昨年10月25日に上場されたが、会社設立はそのちょうど10年前の2007年10月である。
 会社の設立から1年半が経った2009年4月にはFC展開を始め、その翌年2010年9月には100店舗を達成した。

 主力事業は、このFC展開をしている高齢者向けの配食サービス本部の運営であるが、「まごころ弁当」、「配食のふれ愛」という2つのブランドのFC店舗は、この4月時点で614店舗となった。同社は7月決算であるが、昨年7月からの9ヶ月で51店舗も増えた計算である。

 他のセグメントは、高齢者施設や共同生活介護や自立訓練施設向けに、お弁当ではなく、調理済みの食材を届ける「まごころ食材サービス」という事業と「OEM」。OEMについては、これまでの培った製造ノウハウや物流センターを活かすことにより、他社ブランドの品を同社工場で製造し、販売している。


▼事業を成長に導いた2つの要因
 同社の事業が大きく成長したカタリストとなった事由が2つあるが、それは「自社工場の取得」とこの「物流センターの建設」である。

 「自社工場の取得」については、2013年2月に実現したが、これにより生産能力が飛躍的にアップし、その年にFC店舗数も300店舗を突破した。また昨年、赤岩物流センターを建設したことが流通力の飛躍的な向上をもたらし、OEMの販売先の拡大に大きく寄与している。

 この2つの事由は、そのまま同社の強みであるが、この4月に、同社は現在の関東工場から徒歩圏に新工場の用地を取得したことを発表した。
 この新工場では「真空調理法」を採用し、生産体制の効率化と業容の拡大を図ることを考えているというが、「柔らかい」、「素材の風味を損なわない」、「栄養価が高い」ことから、現在注目を集めている真空調理は、まさしく高齢者向け配食事業に合致するものであろう。ご苦労は多いと思うが、その期待に応えてあげて欲しいと強く思う。

▼厳しい社会のニーズに真っ向から立ち向かう
 「この会社の持つ、本当の強みは何なのか」と考えたとき、私はその答えが、この、「真空調理」のために設備投資を行う姿勢に表れていると思う。

 同社は、生産体制の効率化を図る一方で、「多品種ランダム生産を可能とすること」に取り組んでいる。その結果、メニュー数は1000品目以上ある。
 「毎日食べても飽きないメニュー構成の実現」という、家庭でもなかなか出来ないことを、日本最大の店舗数の向こう側にいらっしゃる、最終顧客に届けたいのだと、社長は語った。しかも、安く、である。事実、同社の価格設定は同業他社よりも1割程度安いと好評だ。

 景気の見方、金利の動向、政府見通しはあまり当たらないが、ひとつだけ外さないものがある。それは人口動態変化だ。
 それによると、後期高齢者数は2055年までは伸び続けるという。このことは同社事業の関わる市場の拡大を意味するとともに、高齢者のみの世帯、高齢者と同居されている世帯、高齢者施設、それぞれが、安心、安全な食事をすることに関する問題を抱え続けるということを意味している。

 事実、同社の2つ目のセグメントである「まごころ食材サービス」は、この4月(第3四半期)時点で前年同期比49%の大幅な増収となっているが、これは、介護報酬削減の影響により、高齢者施設で"自前で"調理することが困難になっている現状を反映している。そのため、民間配食業者へのニーズが高まっているのだ。

 この会社は今、厳しい社会のニーズに目を背けずに、真っ向から、正々堂々と戦っている。そして、何もなかったところから始めてここまできた。無論、こういう企業を私が応援しない訳がない。来年も、再来年も番組に来て欲しい企業がまたひとつ増えた。
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取材後記は以上です、いかがでしたか?

本日の放送はオンデマンド配信に加え、ロングインタビューもアップします。
今後の成長戦略をより詳しくお話頂いております、是非お聞き下さい。

それでは来週もお楽しみに!

(関連ウェブ)
シルバーライフ IRサイト
アサザイ(2018.6.20放送分) ゲスト企業: シルバーライフ
アサザイ(2018.6.20放送分) ロングインタビュー:シルバーライフ


代表取締役社長 清水 貴久さまと

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