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 7月1日の「アサザイ 今日の1社」はジャパンベストレスキューシステム(2453・東証一部)を放送しました。

 今回は取締役執行役員 若月 光博 様にお越し頂き、沿革と事業内容・5つのセグメント・強み・成長戦略等について詳しくお話を伺いました。

 同社は「困っている人を助ける」を経営理念に、カギ、水、ガラスなどの生活トラブル全般について、生活救急車で駆けつけ解決するサービスを全国で展開している企業です。
 現在は潜在的で大きな市場を対象としている「会員事業」に注力しており、2020年3月末時点で、「会員事業」の会員数は、2,347千人にまで拡大してきました。
 
 「安心入居サポート」の会員数は90万人を突破し、「安心修理サポート」846千人、「学生生活110番」も314千人に拡大しております。現在主力となっているストック型プランの拡大に加え、より幅広い業種の企業と提携が可能なサブスク型サービスの展開を加速させ、企業の成長につなげるべく取り組みを続けています。

 井上哲男より取材後記を頂きました。ぜひご覧ください。

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取材後記
ジャパンベストレスキューシステム(2453)(東証一部)
ラジオNIKKEIにて収録
お相手は、取締役執行役員の 若月 光博 (わかつき みつひろ) 様

『さらに一歩先に』

▼生活トラブル全般を解決するサービスを全国で展開
 本社の所在地は名古屋。学生時代にバイクで困っている人を助けてとても喜ばれたという経験から、現代表取締役の榊原暢宏氏が1997年に個人でバイクロードサービスを目的とした日本二輪車ロードサービス株式会社という会社を創業し、その2年後に、現在の社名に商号変更したのが沿革であるが、上場されたのが2005年8月。もうじき上場15周年を迎えられる。

 カギや水まわり、ガラスなどの生活トラブルが発生した際に、HPやタウンページなどで調べてコンタクトセンターに連絡をすると「生活救急車」で駆けつけてくれるサービスで有名であるが、これは、同社の事業(セグメント)上、「駆けつけ」に区分されるが、その全社ベースの売上高に占める割合は、実際のところ10%程度でしかないという。

▼ジャパンベストレスキューシステムの事業セグメント
 「駆けつけ」以外の事業セグメントは、「会員」、「保険」、「リペア」、「ライフテック」の4つで、ストックビジネスと呼ぶことができる「会員」の全社ベース売上高比率は50%、同じくストックビジネスである「保険」は35%を占めているという。このことからも、企業として極めて再現性の高い収益構造が確立されていることが分かる。

 この、「会員」事業と「駆けつけ」の違いは、「会員」においては、不動産会社、生協、家電量販店、ホームセンター、ハウスメーカーなどを通じて会員サービスにご入会頂いた顧客向けのサービスであり、前もって会費を頂いているという部分が決定的な違いである。また、「あんしん修理サポート」、「ライフサポートパック」など、利用者のニーズに応じたサービスの提供を行っていることも違いである。

 また、「保険」は少額短期保険やレスキュー損害保険の募集に関する事業であり、「リペア」はハウスメーカーや宿泊施設などの、「木」だけでなく、大理石などの「石」、そして、「金属」などに関する補修も行っている。

 「会員」と「保険」というストックビジネスへの展開を果したことが、同社の強みの1つであることは間違いないが、これが果せた背景には、24時間365日体制で稼動しているコンタクトセンター、技術力の高いパートナー店といったインフラの存在がある。
 また、これまでの実績が評価され、現在の顧客層は、不動産仲介会社や通信キャリア、新聞、電力会社などと非常に幅広く、また、企業規模の大きな企業の契約が多いことも強みである。

▼ジャパンベストレスキューシステムの成長戦略
 成長戦略として中期経営計画(「2021ビジョン」)を推進しているが、最終年度の目標KPIとして掲げているのは、「年間500万人のサービス提供、連結営業利益25億円、営業利益率15%」である。

 今年3月末時点で、「会員事業」の会員数は、2,347千人にまで拡大した。「 安心入居サポート 」の会員数は90万人を突破、「安心修理サポート」は846千人、「学生生活110番」も314千人に拡大している。「会員事業」が重点推進事業であることは間違いないが、今後は、現在の主力であるストック型プランの拡大に加え、より幅広い業種の企業と提携が可能な「サブスク型サービス」の展開を加速させるという。多くの企業が目指している「ストック型ビジネス」のさらに一歩先を目指すということであろう。
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 取材後記は以上です。いかがでしたか。

 本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください。

 それでは来週もお楽しみに!

(関連ウェブ)
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取締役執行役員 若月 光博さまと