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 11月9日の「今日の1社」は、ファンデリー(3137、マザーズ)を放送しました。

 今回スタジオには、代表取締役 阿部公祐様にお越しいただき、企業理念、事業内容、そして同社の強みについてお話を伺いました。

 同社は「一人でも一人でも多くのお客様に 健康で楽しい食生活を提案し、豊かな未来社会に貢献すること」を目的として2000年9月に設立されました。
 事業の中心となるものは、同社にて企画・発行されている健康食通販カタログ「ミールタイム」です。

▼ミールタイム
 
















 「ミールタイム」は生活習慣病対策、またその予防のための、「ヘルシー食」、「ヘルシー食多め」、「たんぱく質調整食」、租借困難な方向けの「ケア食」といったカテゴリーに分けて200種類以上のメミューが掲載。全国の医療機関や調剤薬局など、約18,000か所の紹介ネットワークに置いてあり、現在、顧客数が19万人を超えています。
 同社が設立から大切にしている 「お客様の健康を心から願う企業であり続けます」という企業理念は、この実績からも皆様に共感をされているのだと感じます。

 今回、井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。 

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取材後記
ファンデリー (3137) (東証マザーズ)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役の阿部 公祐( あべ こうすけ )様。

「ビジョナリーカンパニー」

▼健康通販カタログ「ミールタイム」
 会社設立が2000年9月。設立から15年を経て、昨年6月に上場したが、「ミールタイム」という小冊子を見かけたことのあるリスナーの方も多いと思う。

 同社を語るには、やはり、ビジョンと経営理念(「ビジョン」:「一人でも多くのお客様に健康で楽しい食生活を提案し、豊かな未来社会に貢献します。」、「経営理念」:「お客様の健康を心から願う企業であり続けます。」)を理解するところから始めなくてはならない。

 健康食の「ミールタイム」という通販カタログの創刊は2004年。現在では全国の医療機関や調剤薬局など、約18,000か所の紹介ネットワークに置かれて、顧客数は19万人を超えている。この「MFD 健康食宅配事業」が全社売上高の約9割程度を占める。

 この「ミールタイム」は年に4回発行され、この中には、食事のメニューとして、おかずのみ、または、ご飯付きで、生活習慣病対策、またその予防のための、「ヘルシー食」、「ヘルシー食多め」、「たんぱく質調整食」、租借困難な方向けの「ケア食」といったカテゴリーに分けて、200種類以上のメニューを載せており、発行の度に、旬の素材を用いた季節感のあるメニュー作りにより50%以上のメニューが入れ替わる。また、中心価格帯も498円から598円程度とリーズナブルであり、保存料、合成着色料を使用していないが、冷凍庫で保存可能(賞味期限1年間)であり、食べたいときに電子レンジで温めてお召し上がり頂けるという。

 この「ミールタイム」の最大の特徴は、初回の電話注文時に、必ず栄養士が血液検査データや医者から言われている制限数値等を聞き、その後の電話注文時にも、その後の血液検査の結果を尋ねたりすることである。また、Web・メールの問い合わせに対しては、原則として2時間以内に連絡をとるという。

 もうひとつのセグメントである「マーケティング事業」は、この「ミールタイム」における健康的な食品の広告事業と、そのメーカーのサンプリング、つまり、トクホ飲料を、ある数値が高い人に医療機関(医師)が提供するなどの手助けを行う事業である。


▼ファンデリーが掲げる「一食二医」の意味
 「一食二医」を掲げる同社であるが、現在の日本は、少子高齢化社会、外食機会の増大による生活習慣病患者の急増から医療費が増加し、現状の自己負担レベルでは社会保険システムの維持は困難な状況である。この医療費の削減に貢献し、健康増進の推進を図るために、まず、第一に大切なことは「食事コントロール」であり、それでも困難なときに「医療」を行うということであると考え、この社会を「一食二医」社会と定義している。

 また、「大切なことは売上優先ではなく、(健康に関する)数値の改善という価値の提供が第一なのであり、栄養相談に妥協せずにサービスの向上に努める」という主旨の「ミールタイム品質」を宣言している。

▼設立から失われていない経営理念
 経営指標でも、前期まで5期連続の増収・増益、有利子負債のない健全な財務体質など特筆すべき点は多く、来年以降、弊社の経営指標ランキングのユニバーサル入りしたときの順位にも期待がかかるが、同社には、決して忘れて欲しくないことがある。それは、自らが掲げた、ビジョン、経営理念、そして「ミールタイム品質」宣言である。そして、その心配のないことを、今回の収録にあたり、代表取締役をはじめとする同社の方々にお会いして強く感じた。

 どんなときにも、これらの掲げた理念を忘れない企業を「ビジョナリーカンパニー」と呼ぶ。同社がこれからもそうあり続ける姿をずっと見守っていきたい。

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取材後記は以上です、いかがでしたか?

本日の放送はオンデマンド配信にて早速アップされております。是非お聞きください。

それでは来週もお楽しみに!

(関連ウェブ)
ファンデリー IRサイト
アサザイ(2016.11.9放送分) ゲスト企業:ファンデリー

代表取締役 阿部公祐さまと