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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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3月2日の「アサザイ 今日の1社」は、ダイトエレクトロン(7609、東証1部)を放送しました。 
 
 今回は、代表取締役社長 前 績行(まえ いさゆき)様にお越し頂き、1952年の創業からの沿革、強み、今後の成長戦略まで詳しくお話を伺いました。

 同社は来年1月より子会社2社を吸収合併しダイトロン株式会社としてスタートすることを発表しております。同社の強みである「商社機能」と子会社2社が支えている「メーカー機能」が合わさった「製販一体路線」から、3社の情報や技術、そしてノウハウなどの経営資源を融合し活性化させた「製販融合路線」を推し進めるべくスタートします。

 今回の井上哲男の取材後記でも、同社のこれからについて大いに語っております、是非ご覧ください。  


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取材後記
ダイトエレクトロン (7609) (東証1部)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長、前 績行 ( まえ いさゆき )様。

「 新社名『 ダイトロン 』 」

▼「技術商社」 ダイトエレクトロン
 「技術商社」という言葉があるが、多くの場合、その"業"は商社である。ダイトエレクトロンも自身を指してこの言葉を用いるが、その業は、「産業用エレクトロニクス製品の製造・販売」つまり、メーカーであり、商社でもある。

 創業は1952年。日本で初めてテレビ放送が行われた前年であり、ソニーの前身である東通工の特約店としてテープレコーダーなどを取扱ったことが起源である。その後、修理や部品加工などのニーズに応えるために、社内で技術部門を持ち、1980年にケーブル・ハーネスの製造を開始し、メーカーとしての歩みを始めた。

 現在の体制は、商社部門がダイトエレクトロンであり、メーカー部門がダイトロンテクノロジーとダイトデンソーの2社。ダイトロンテクノロジーは、主に製造装置向けであり、LD、LED用製造装置、液晶ディスプレイ/有機EL/タッチパネルなどの製造装置、エネルギーデバイス製造装置のメーカーであり、ダイトデンソーは、電子機器及び部品(コネクタ、ハーネス、半導体、電源機器)のメーカーである。この3社が簡易合併して、来年1月に社名も「ダイトロン株式会社」に変わるのである。

 ▼ダイトエレクトロンの強み
 同社の強みは何よりも、これまでの事業領域である産業用エレクトロニクス製品の製造・販売で培ったノウハウと顧客ニーズの吸い上げ力であろう。これは、"4つの強み"と社長が語った、①:製販一体路線のグループ編成、②:先見力とマーケティング力に表れている。また、商社の強みを活かした、③:業界トップクラスの物流サービス機能も当然強みであり、結果的に、これまで築き上げた、④:優良な顧客資産と口座数の多さ、つまり、ポートフォリオの分散がその基盤を堅いものとしている。(ポートフォリオの分散を具体的な数字をあげて紹介すると、顧客数は国内外で5000社(主要顧客600社)、仕入れに関しては、同じく、1800社(主要仕入先200社))

▼ダイトエレクトロンのこれから
 東京と大阪に物流施設を構える同社が今回、愛知県一宮市に基幹工場を建設することを発表した。製造部門の中核工場として生産能力を高め、集中することによってコストの軽減も図られることになるが、東京、中京、大阪のラインも出来上がることになる。

 主な事業内容として書かれていたものは、「航空機および自動車関連の電気機器、産業用電源機器の設計・製造販売」。つまり、これまでの設備産業向けの事業分野から、新たな分野も視野に入れての船出となる。

 次回、番組にお越し頂く際には、社名が「ダイトロン」に変わっているだろう。その際にお聞きしたいことには、この新工場が生み出すであろう、新規市場、顧客の開拓状況も当然含まれる。

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 取材後記は以上です、いかがでしたか?
 
 次の成長に向けて、社員一丸になってチャレンジしていくと力強く語っていただいた前 績行 様のお言葉が印象的でした。次回は「ダイトロン株式会社」としてご出演いただける日を楽しみにしております。

 それでは、来週もお楽しみに!

(関連ウェブ)
ダイトエレクトロン IRサイト

代表取締役社長 前 績行さまと