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 2月9日の「アサザイ 今日の1社」は、サカイホールディングス(9446、東証ジャスダック・スタンダード)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 肥田 貴將 様にお越しいただき、事業内容、セグメント、成長戦略等についてお話を伺いました。

 同社は、「時代のニーズに先駆けて常に挑戦し、未来志向の価値創出と、持続可能な事業・社会を実現する」を経営理念に、さまざまなライフデザインに即したサービスをワンストップで提供し、SDGs達成への貢献とグループの企業価値最大化に努めています。

 収益の柱となっているのは「再生可能エネルギー」に関連した事業で、そのほかに、ソフトバンクショップ代理店を運営している「モバイル(事業)」、3ヶ所のコールセンターを中心として行っている「保険代理店(事業)」、東海地方に地盤を持つ、葬儀会館ティアの運営を行う「葬祭事業」、そして、モバイル事業で培ったノウハウを活かし、BtoBビジネスのプラットフォームとして2018年にスタートした「ビジネスソリューション(事業)」、「不動産賃貸管理」と幅広い事業展開を図っています。

 井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
サカイホールディングス(3446)(東証ジャスダック・スタンダード)
ラジオNIKKEIにて収録
お相手は、代表取締役社長の 肥田 貴將(ひだ たかまさ)様

「ワクワクしてもらえる会社」

▼SDGs達成に向けた貢献とグループの企業価値最大化に努める
 創業が1991年、上場されたのが2001年であり、昨年、創業30周年、上場20周年を迎えられた。経営理念として、「時代のニーズに先駆けて常に挑戦し、未来志向の価値創出と、持続可能な事業・社会を実現する」と掲げ、さまざまなライフデザインに即したサービスをワンストップで提供し、SDGs達成に向けた貢献とグループの企業価値最大化に努めているが、事業展開は大きく分けて6つのセグメントで行われている。

 それらは、「再生可能エネルギー」に関連した事業、ソフトバンクショップ代理店を運営している「モバイル(事業)」、3ヶ所のコールセンターを中心として行っている「保険代理店(事業)」、東海地方に地盤を持つ、葬儀会館ティアの運営を行う「葬祭事業」、そして、モバイル事業で培ったノウハウを活かし、BtoBビジネスのプラットフォームとして2018年にスタートした「ビジネスソリューション(事業)」、「不動産賃貸管理」である。

▼6つのセグメントに分けて事業を展開
 「再生可能エネルギー(事業)」は2013年より参入した事業で、ノウハウのないところ、つまりゼロから肥田社長が立ち上げたものだ。2021年9月期の全社ベース売上高のうち約16%を占め、利益面では、セグメント間取引消去前の営業利益の約6割を同事業が稼ぎだしている。
 この事業は、地球環境に負荷の少ない自然エネルギーを利用した発電事業であり、2021年9月末時点で東北、関東、東海、近畿、中国、九州と、全国の6地方に分散した15ケ所で、設備容量約50MWの太陽光発電所を自社所有し、その運営を行っている。地域別の分散は、無論、地震や台風等の自然災害が発生した際のリスクを軽減する目的によるものだ。そしてこれらの太陽光発電所は、いずれもFIT認定を取得しており、20年間の固定価格買取制度の適用を受けており、その買取単価は9割以上が36円(以上)となっている。

 また、「モバイル(事業)」は2021年9月期の全社ベース売上高のうち約67%を占める事業だが、ロードサイドを中心に、東海エリア30、関東エリア19、合計49のY!mobileも含むSoftBank系ショップを全て直営展開している。県別で言うと愛知・静岡・神奈川に全体の85.7%を集中させており、エリア内のシェアアップを図るとともに近隣店舗の連携効率を飛躍的に向上させている。

 「保険代理店(事業)」は、本社である岐阜県大垣市、青森県青森市、新潟県新潟市の3ケ所のコールセンターを中心に、テレマーケティング、対面、オンライン等、お客さまニーズに合わせたチャネルを通じて保険のコンサル提案を展開しており、数多くの保健会社と連携し、医療・介護等の第三分野を主力に、生命保険、損害保険を幅広く取り扱っている。その保有契約件数は着実に増加しており、前期2021年9月期で47,044件である。

 そして、「葬祭事業」は、「アサザイ」にも何度かお越し頂いた「葬儀会館ティア」の運営を行っているが、その拠点は愛知県に集中させており、2021年10月末現在、尾張知多及び西三河エリアで8会館を運営し、近隣店舗の高い連携効率を実現している。地域密着の会館運営、知識と経験豊富な葬祭ディレクターによるお客さま本位の対応、ご要望に合わせたきめ細かな料金プランの設定により、前期はコロナ渦にあっても、葬儀施行件数は前期比32%増となり、過去最多を連続更新中である。また、積立金無料、年会費無料で将来の葬儀費用等の優遇が受けられる「ティアの会」の会員数は着実に増加しており、将来のお客さま基盤のさらなる拡大を予感させるものとなっている。

▼再生可能エネルギー事業への積極的な成長投資の検討
 今後の成長戦略については3つのセグメントのお話をされたが、特に力を入れて語られたのは 「再生可能エネルギー(事業)」についてである。
 昨年10月に政府が新たなエネルギー基本計画を閣議決定し、再生可能エネルギーを「最優先に最大限導入する」と明記したうえで、2030年度の電源に占める再エネ比率を2019年度実績の18%から36~38%にまで引き上げ、そのうち太陽光は2019年実績比およそ2倍となる14~16%を目標として掲げたことは"追い風"にほかならない。このように再生可能エネルギーを巡る社会のニーズの拡大はゆるぎないものであり、同社もこれまで培ってきた強みを活かし、さらにこの事業への積極的な成長投資の検討を継続していく戦略を採るという。
 また、この投資においては、「太陽光セカンダリー」として既存発電所とのシナジー及びFIT後も見据えた長期視点で検討を行うとともに、その他再エネ及び関連事業領域について、長期的視点で成長が期待できる領域の調査研究を継続し、永続的な成長に寄与するものを幅広く検討していきたいと語った。

 SDGsに極めて近い事業の展開を図られている同社だが、このSDGsを中心に据えて企業価値の最大化に全力で取り組む一方で、「次は何をするんだろうと期待してもらえる、ワクワクしてもらえる会社にしたい」と若いキラキラした瞳を持った社長は語った。また、番組にお越し頂き、ぜひそのときに考えている「ワクワク」を教えて欲しい。
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 取材後記は以上です。いかがでしたか。

 本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております、是非お聴きください!

 それでは来週もお楽しみに!

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代表取締役社長 肥田 貴將 様と