1月16日の「今日の1社」は、ZUU(4387)を放送しました。 [「今日の1社」取材後記]
2019/01/16(水) 14:01 今日の1社担当

 1月16日の「今日の1社」は、ZUU(4387、東証マザーズ)を放送しました。

 今回は、代表取締役 冨田 和成 様にお越しいただき、起業の目的、事業内容、今後の成長戦略等について、詳しく語って頂きました。

 同社が運営しているサービスは主に「メディア・サービス」、「フィンテック化支援サービス」に区分されます。
 「メディア・サービス」の中心は月刊500万以上が利用している金融メディア「ZUU online」の運営です。IPO後ブランド力が向上したこともあり、ユーザー数も順調に伸びています。今後はスマートフォン・アプリがリリースされる予定です。

 「フィンテック化支援サービス」は金融や不動産企業の業務効率化の一環として、インターネット上での広告宣伝、集客、そして購買活動を支援すべく、主に当該企業より、情報発信サイトの構築及び運用の支援、デジタル・マーケティング領域におけるコンサルティング等を行っています。
 2018年9月には「鬼速PDCA」をベースとした「PDCAクラウド」を展開、フィンテック化支援の一環として、金融業界の業務効率化の支援を拡大してゆく計画です。

 井上哲男から取材後記が届いておりますので、ぜひご覧ください。

-----------------------------------------------------------------------------
取材後記
ZUU(4387) (東証マザーズ)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。
お相手は、代表取締役 冨田 和成(とみた かずまさ)様。

「20 years after」

▼金融を巡る "非対称性"を正確に認識し、その解決への手段を提供
 昨年6月にマザーズに上場されたが、会社が設立されたのは2013年の4月。5年でスピード上場を果たしたことになる。
 創業に至った経緯を語られたが、私が汲み取った主旨は、自ら金融機関に勤めていて感じていた、「お金という壁によって夢を実現できないでいる人に対してその手段を提供したい」という想いである。

 そのため、ホームページを見ると、MISSION、VISION等が明確に示されている。

 MISSION:世界に、熱を。人に、可能性を。
 VISION:90億人が平等に学び、競争し、夢に挑戦できる世界の実現
 STORY:南極の氷が溶け落ちるほど熱い世界を創る。「個人の時代」が到来しました。「自分の手で、自分の人生を経営する時代」の到来です。私達は一人一人の経営資源である「人・物・金」を最適化することで、 全世界90億人が夢にチャレンジできる世界、「南極の氷が溶け落ちるほど熱い世界」を創ります。

 この会社を調べていて痛感したのが、(私自身が金融機関に長い期間勤務していたから分かるのだが)金融業界のことを熟知しているということ。
 この「熟知」とは、決して金融に関する知識そのもののことだけを指すのではなく、金融知識を得たいと願っている人と、その情報を与える側である金融機関の認識・リテラシーのギャップ、同じように投資家のニーズとそれに対する金融機関のマーケティング・ノウハウのギャップなど、金融を巡る、多くの"非対称性"を正確に認識しているということである。

 実際の事業におけるセグメントはフィンテック・プラットフォーム事業の単一セグメントであるが、そのサービスは、「メディア・サービス」と「フィンテック化支援サービス」に区分される。

▼「メディア・サービス」の特徴
 「メディア・サービス」は月間500万人以上が利用するサイト「ZUU online」の運営が中心であり、「経営者 online」、「FinTech online」、女性向け金融サイトである「DAILY ANDS」などがある。
 複数の領域特化型の金融系ウェブ/スマートフォン・メディアを開発及び運営し、金融や不動産企業より広告掲載収入を得ているとともに、自社メディアを活用したプロモーション支援を行っているのだが、一方で、主にメディアを訪問するユーザーに対し、当社の顧客企業への転職斡旋を行うことによりフィー収入も獲得している。

 また、サイトの有料会員は、(廉価な)個人と金融機関に分けられ、後者については、金融商品のマーケティング、個人向けアプローチに役立つ情報の提供を行っている。これは代表取締役が金融機関に在籍していた際に、その会社に存在していた「営業企画」的な部署の業務を提供することが金融機関向けに役立つであろうという発想から生まれている。

▼「フィンテック化支援サービス」の特徴
 その他にも、実際の月刊誌である「ネットマネー」の運営も行っている。
 この会社、サイトで得られるものは、金融知識、個人向けアプローチ、転職情報など、金融業界を巡る一気通貫的なものといえる。

 もうひとつのサービスである「フィンテック化支援サービス」はその名のとおりのサービスであるが、金融や不動産企業の業務効率化の一環として、インターネット上での広告宣伝、集客、そして購買活動を支援すべく、情報発信サイトの構築及び運用の支援、デジタル・マーケティング領域におけるコンサルティング等を行っている。(ストック性の高いビジネス)
 これは、まさしく、自社実績に基づくデジタル・マーケティングのノウハウの提供であり、金融業界を熟知したインターネット・ソリューションの提供である。

▼今後の成長戦略ついて
 これからの成長戦略として語られたことは4つ。
・現在大きく伸びている、非金融企業のフィンテック化の支援
・金融特化型DMP・・・金融とは不定期な商品である。定期的に購入されるわけではなく、保険や不動産などは、一度購入、契約されたらその後、ニーズが生じないものとなる可能性があり、大切なのは購入前のアプローチであることから、そのデータ(購読データ)を提供する。
・新商材向け成長投資
・その他、海外戦略の拡大、である。

 この「新商材向け成長投資」に該当するのであろうか、番組を収録した夜に、同社がクラウドファンディングに参入するというニュースが飛び込んできた。その記事によると、「貸付型」CF(ソーシャルレンディング)比較サイトのクラウドポート(東京・渋谷)からサイト事業を譲り受け、必要な許認可を取得し、2019年内にZUUのサイトから直接、投資商品を購入できるサービスを始めることも検討している、という。

 一気通貫に、また、大きな商材が加わることになる。
 冒頭に書いた、同社のスローガンで、最後に紹介すべく残しておいたものがある。
 それは「GOAL:2038年、圧倒的に世界一の企業へ」である。
 上場20年後の同社の姿、そして、金融がどのように個人の夢を支援しているかを見届けたいと強く思う。

-----------------------------------------------------------------------------

 取材後記は以上です。いかがでしたか?

 本日の放送はオンデマンド配信にて早速アップされております。是非お聞きください。


 それでは、来週もお楽しみに!

 

(関連リンク集)
ZUU IRサイト
アサザイ(2019.1.16放送分)


代表取締役 冨田 和成さまと

コメント