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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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 9月1日 の「アサザイ 今日の1社」はスペースマーケット(4487・東証マザーズ)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 重松 大輔 様にお越しいただき、事業内容・強み・戦略・サステナビリティ等につきましてお話を伺いました。

 同社は、あらゆるスペースを15分単位で貸し借りできるシェアリングエコノミープラットフォーム「スペースマーケット」を運営している企業です。

 スペースを借りたい「ゲスト」と、スペースを貸したい「ホスト」をマッチングし、双方から手数料をいただく事業を展開。掲載されているスペースは種類も豊富で、住宅、飲食店、スポーツ施設などはもちろん、廃校、お城、島などの今までは借りることができなかったユニークなスペースも存在しております。
 業界有数のスペースの種類と掲載数で、ゲストのさまざまな用途に対応しており、スペースマーケットを利用した新しい「場所での体験」が生まれています。

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取材後記
スペースマーケット(4487)(東証マザーズ)
ラジオNIKKEIにて収録
お相手は、代表取締役社長の 重松 大輔(しげまつ だいすけ)様

「新しい文化を一(イチ)から作った会社」

▼シェアリングエコノミープラットフォーム「スペースマーケット」を運営
 上場されたのが2019年12月。あらゆるスペースを15分単位で貸し借りできるシェアリングエコノミープラットフォーム「スペースマーケット」を運営している。収益モデルは、スペースを借りたい「ゲスト」と、スペースを貸したい「ホスト」をマッチングし、双方から手数料を徴収するモデルである。

 貸し出しスペースは、住宅、飲食店、スポーツ施設、映画感、会議室、スタジオ、結婚式場、ホテル、オフィス、スポーツ施設など、さまざまなスペースが存在しており、変わったところでは廃校、城、島などもある。その件数も、この8月現在、全国47都道府県で実に15,000件を超えている。

 その利用用途であるが、女子会・ママ会、誕生日会、料理、バーベキューなどの飲食に関連した用途や、写真、動画、テレビ、YouTubeなどの撮影・収録を目的としたもの、ボードゲーム大会やスポーツ観戦、オフ会や交流会、映画上映などの趣味や遊びを目的としたもの、また、トレーニングやヨガ、ダンス、個別レッスンなどのスポーツ・フィットネス関連、会議やオフサイトミーティング、テレワーク、サテライトオフィスなどの仕事関連など、多岐にわたっている。

 また、同社は法人向けソリューション事業として、社内外イベントのプロデュースや実際の実行の支援などを行うイベントプロデュースやプラットフォームの豊富なスペースを広告媒体として活用するプロモーション支援も行っている。

 当然、コロナ禍の影響は一時的に受けた。コロナ前は、大規模なパーティー・イベント等での利用が好調であったため、この利用用途は厳しい環境であるが、オルタナティブ(代替)な需要として、少人数でのテレワーク利用、テレビやYouTubeの撮影での利用など、コロナ禍でも変わらないニーズ、コロナ禍ならではのニーズは好調で、現在はコロナ前以上の成長軌道に戻っている。

▼スペースマーケットの強み
 同社の設立は2014年であるが、創業来、スペースシェアという新しい文化を一(イチ)から創造してきたという自負がある。この間に蓄積してきたスペースシェア事業に関するノウハウの量は無論業界トップであり、このノウハウにより日本国内のスペースシェアのリーディングカンパニーとして成長を遂げてきたこと、また、このことが広く認識されていることは強みの第一である。

 また、このスペースシェアという新しい文化を創造するにあたり、ホスト、ゲスト、また、自治体、大手企業などとともに、同じ課題を持つ仲間として連携し、ともに文化を創造してきたということも強みである。掲載数が多いということ、また、多様な利用用途が存在しているということは、これから生まれる新しい体験やニーズも無限大ということであると同社は認識している。利用件数が多いということは、これから生まれる、また、成長する可能性のある分野をいち早く発見することが可能ということだ。成長可能分野を見つけやすいことも、これまでの実績がもたらす強みであろう。

▼スペースマーケットの取り組み
 直近の取り組みについてもご紹介すると、6月1日に本社オフィスを移転したが、オフィスの一部を社員以外も利用できるシェアスペースとすることで、ビジョン・ミッションの実現に一歩近づく空間とした。また、TBSテレビとのコラボ企画として、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」に登場する部屋を再現し、期間限定で貸し出しを行った。今後も、企業とのコラボにより、スペースシェアのさらなる認知拡大や遊休スペースの新たな価値創造につながる企画を行っていくと言う。

 また、ブイキューブの子会社テレキューブサービスと業務提携を行い、スペースマーケットで個室型ワークブース「テレキューブ」の予約ができるようになった。そのほか、スペースシェアの利用体験向上のための体制を強化することを目的として、株式会社スペースモールの発行済株式100%を取得している。

 スペースシェアの市場規模について、同社は、全国のスペースの4%がシェアされると仮定し、約2.7兆円と試算しており、同社の利用総額(GMV)はまだ20億円でしかないことから、その伸びしろは極めて大きいと考えている。さまざまな用途拡大の余地のある「スペースシェア」。これは確かに" 新しい文化 "であると今回実感した。
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取材後記は以上です。いかがでしたか。

本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております。
今回はロングインタビューも掲載しており決算の概要について詳しく説明しております、是非お聴きください!

それでは来週もお楽しみに!

(関連ウェブ)
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代表取締役社長 重松 大輔 さまと