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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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 6月30日 の「アサザイ 今日の1社」はカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284・東証)を放送しました。

 今回はカナディアン・ソーラー・アセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 中村 哲也 様にお越し頂き、ファンドの概況から成長戦略、ESGへの取り組み等についてお話を伺いました。

~国内最大の規模を誇るインフラファンド~
 同社は、太陽光パネル電池モジュールなどの製造・販売から太陽光発電所の開発・運営まで、「垂直統合型モデル」をグローバルに展開しているカナディアン・ソーラー・グループをスポンサーに、持続可能な経済社会の構築のため、再生可能エネルギーの普及を目指し取り組みを続けているインフラファンドです。

 カナディアン・ソーラー・グループは2006年より米国ナスダック市場に上場しており、日本に進出したのは2009年で、住宅用・産業用の太陽光パネルの販売を開始し、太陽光発電所の開発にも黎明期から取り組んで来ています。

 現在のポートフォリオは、3月の公募増資で取得した2物件を含めて25物件、取得価格ベースの資産規模は約800億円で、パネル出力合計は約184㎿MWと上場インフラファンドとして国内最大の規模を誇っています。

 また分配についても着実に積み上げ安定的な分配を実現していますが、一方で九州電力送配電による出力制御によって一定の影響が出ている中、損失利益を最小化する狙いで出力制御を電力需給がタイトなピーク時間に限定化することが可能なオンライン出力制御装置の導入に踏み切るなど、安定した分配を行うための取組みを進めています。

それでは代表物件をご紹介します。ぜひご覧ください。


▼CS益城町発電所







・所在地:熊本県上益城郡
・パネル出力:47,692.62kW
・発電出力:34,000.00kW
・買取価格:36円/kWh


▼CS大山町発電所(A)、同発電所(B)








・所在地:鳥取県西伯郡
・パネル出力:27,302.40kW
・発電出力:15,750.00kW(A) 、5,000.00kW(B)
・買取価格:40円/kWh


▼CS日出町第二発電所









・所在地:大分県速見郡
・パネル出力:53,403.66kW
・発電出力:44000.00kW
・買取価格:40円/kWh

~ESGに向けた取り組み~
 ESGに向けた取り組みとして同リートは、上場インフラファンドの資産運用会社として初めて国連責任投資原則(PRI)に署名しました。そして、気候関連財務情報開示タスクフォースである、TCFDについても社内で検討を開始しています。

 また、再エネ発電をしているだけではなく、RE100などに署名するエンドユーザーも見据えた需要家へのFIT電気の売電に貢献する意味で、「みんな電力」及び「ゼロワットパワー」への特定卸供給を開始しました。

 さらに、ESGの見える化も推進しており、グリーンファイナンス・フレームワークを新たに策定し、2020年5月11日付でJCRから最上位評価であるGreen 1(F) <グリーン性評価(資金使途): g1(F)、 管理・運営・透明性評価: m1(F)>を取得しました。

 脱炭素化社会に向けては、政府も 「経済と環境の好循環」につなげるための産業政策として、2020年12月に「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」するなど重要なテーマになっております。これらを推進していく中でインフラファンドが果たす役割はとても重要になります。

 「再生可能エネルギーは、息の長いテーマであり脱炭素社会の実現は国際公約でもあり、市場に取り上げられる機会も今後増えてくると思う。インカム型の金融商品として上場インフラファンドも個人投資家だけでなく、機関投資家からの問い合わせも増えている。これからもグループ一体となって、発電所のパフォーマンスの維持向上に努めてゆきたい」、と語る同社の取り組みについてアサザイも注目して行きたいと思います。

~Podcast配信のお知らせ~
本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております。是非お聞きください。
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(ウェブサイト)
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人 ウェブサイト

カナディアン・ソーラー・アセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 中村 哲也さまと