番組紹介

ラジオNIKKEI第1 毎週火曜日 16:30~16:45
提供:日本取引所グループ大阪取引所

マーケット・トレンドがパワーアップ!コモディティ、日経平均先物・・・あなたのポートフォリオにデリバティブ取引をプラスしましょう!
毎週火曜日、専門家の眼で相場の動きを詳しく解説。
デリバティブ投資のポイントがわかる番組です。

新着記事

円安でも冴えない日本株式市場、その背景 [ひろこの番組後記]

2022.05/11 大橋ひろこ 記事URL

GW明け日本株市場も冴えない展開が続きます。米国の金融政策の引き締めに加え、中国上海など主要都市のロックダウンが続くなどゼロコロナ政策の弊害も世界の景気後退懸念を強くしているようです。ここからの展望は?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は元証券ディーラーのたけぞうさんをお迎えしお話を伺いました。

今週のSQに向けて日経平均先物5月限には26000円にPUTオプションの玉が集中、
今日5/10のザラ場で26000円を一時割り込んだことから目下短期的な底を見たと
考えたいところだが、マクロ環境からは強気できる材料は少ないとたけぞうさん。

6月限は24000~25000円どころのPUTの厚みが増しているとか...。

現在最も株式市場にネガティブに働いているのは米国の金融政策、
利上げよりもQT(バランスシート縮小)の影響が大きいと思われます。

コロナ禍の金融緩和で米国株市場にはマネーが集中。
米国株式市場全体の時価総額はコロナショック後のおよそ3000兆円から
最大でおよそ6000兆円規模まで膨れ上がりました。
この時の日本株市場の時価総額はおよそ500兆円が700兆円に増えただけです。
そのスケールの違いには驚かされますが、あまりに膨張した米国株市場から
資金が抜け始めていることが、日本株市場経も影響しています。

ただ、米国株市場の下落より日本株市場の下落は大きくない印象も。
たけぞうさんは、そもそも米国ほど上がっていなかったためだ、としながら
円安効果もいくらかは下値を支えていると解説くださいました。
円安によって収益拡大が期待できる企業への投資は妙味がるのか?
という点においては、中国市場の停滞が気がかりだとも。

中国の工場稼働停止で日本の自動車メーカーの自動車生産は
30~40%減。半導体不足の影響で任天堂などの株価も冴えません。

では市況関連銘柄はどうか?

などなどたけぞうさんに伺っています。

詳しくはアーカイブ配信でたけぞうさんの解説をお聞きくださいね。http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-220510.mp3

円建てGOLD史上最高値更新の背景 [ひろこの番組後記]

2022.04/27 大橋ひろこ 記事URL

円建てゴールドは4月19日スポット市場で歴史的高値8173円を示現。年初6760円から1413円、20%の上昇。過去20年(2002年5月1273円)で6.4倍、より長期的には、自由化直後を除いた安値1999年9月の860円からほぼ10倍になっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は日本貴金属マーケット協会代表理事 池水雄一氏をお迎えし
円建てGOLD堅調の背景と今後の展望を伺いました。

円建てGOLD上昇の動力は2つ。

①ドル建て国際価格が堅調である

3月米CPI8.5%、40年ぶりのインフレ高進となっています。
40年前の1982年、ほぼ同じインフレ率で当時の金利は15%でしたが
現在の政策金利は0.5%です。猛烈な利上げ観測とドル高にも関わらず
GOLDは高値圏を維持。インフレヘッジとしてGOLDが選択されています。


②ドル円相場の上昇、円安の進行

ドル円相場は年初の115円から129円へ円安が進みました。
米FRBはインフレ対応の金融引き締めへの動きを強める中、
日銀による金融緩和継続姿勢は継続されていることもあり
投機筋らもドル円市場に参入。もともと資源高で輸入コスト増となる中、
貿易赤字の拡大も恒常的な円安の背景にあります。

今後はロシア/ウクライナ戦争と中国の主要都市ロックダウンの行方に注目。
戦争が終わらないことにはインフレ圧力が低下しないと考えられます。


また、中国経済の先行き不安は需要不足からの景気減速懸念に
つながります。このところの世界の株価の軟調は中国リスクとの指摘も。

ここからの展望もあわせて
池水氏の解説をアーカイブでぜひお聞きくださいね。

http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-220426.mp3

WTI原油100ドル攻防、シェール増産が遅いワケ [ひろこの番組後記]

2022.04/19 大橋ひろこ 記事URL

ロシアのウクライナ侵攻後WTI原油価格は1バレル130ドル台にまで急騰するも、IEAによる戦略備蓄放出により原油価格は急降下。足下では100ドルの攻防が続いてますが、果たして原油価格は100ドル大台が新常識として定着するのでしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエネルギーアナリスト、ポスト石油戦略研究所 代表
大場紀章氏をお迎えしお話を伺いました。

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ここでリスナープレゼントのお知らせです。
番組の感想をお送りいただいた方の中から抽選で
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皆様のご応募お待ちしております!
プレゼントの応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!
※当選者の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。

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今回の原油急騰激の最大の要因は「ロシア産原油」
果たして世界はロシア産原油を頼らずに成立するでしょうか。

足下ではロシア産原油から米国産原油へのシフトが起こるとの
思惑が原油価格を押し上げる一因灯的されていますが
大場氏によるとロシアの原油輸出は戦争前の水準へと回復。
実際にはロシアから米国へとの代替は起こっていません。

EUはロシアからの原油輸入を停止するための計画を策定中ですが
目前に迫るフランスの大統領選挙では原油高が現マクロン政権の
支持率に影響するリスクから、具体的にはなっていません。
選挙後に改めて詰めの協議が再開されるものと見られますが
ロシアからEUへと流れている日量300万バレルもの原油を補うことが
可能なのか?この脱ロシア原油計画には注目です。

備蓄放出で急場をしのいでいますが、
原油高となったことでイラン核合意の再合意も
イラン側が強硬姿勢にでるなどなかなかまとまらず、、、、。

では世界最大の産油国ともなった米国のシェール増産は進むのか?

ベイカーヒューズの掘削リグ数を見ると、たしかに徐々にリグ数は
増加のトレンドにありますが、生産量の過去ピークには遠く及ばず。

実は「原油価格100ドル台が維持できるか否か」は重要で、
過去2014年にも供給過多となるなかチャイナ・ショックなど
需要減リスクから原油価格は100ドル台から30ドル台へと急落したことや
その後数年かけて漸く70ドル台まで回復した価格がコロナショックで
再びマイナス40ドルまで売り込まれるなど原油価格は高値で安定できずにいます。

また、こうした原油急落で米国シェール産業では10万人を超える
労働者レイオフが行われており、彼らが不安定なシェール産業へと
なかなか戻ってこないという労働力不足の問題も抱えています。
人手不足から賃金も高騰してしまっているとか。

こうした事情から足下での原油高騰でもシェール増産が進まない中で
EUのロシア原油の輸入停止計画が具体化すれば原油価格はさらに
上昇するといった見方が現在の原油市場の下値を支えています。

しかし、一方でIEA国際エネルギー機関とOPEC石油輸出国機構は
今年の原油需要予想を揃って下方修正しています。
IEAは中国のゼロコロナ政策によるロックダウンの影響を懸念。
OPECはインフレでの世界景気後退が石油需要を
減少させるとの警戒を強めているようです。

OPECが米国からの原油増産要請を拒絶した理由の一つでもあるでしょう。

詳しくはオンデマンド配信で大場さんの解説をお聞きくださいね。

http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-220419.mp3

ロシアリスクで急騰した原油が足下弱いワケ [ひろこの番組後記]

2022.04/12 大橋ひろこ 記事URL

ロシア制裁によってロシア産原油が市場から失われるリスクを警戒し3/7には1バレル130ドルにまで急騰した原油市場ですが、その後100ドルを割り込むなど乱高下。足元ではやや軟調に推移しています。原油ガスの生産大国であるロシアからの輸入を止めるという流れにある中で、さらなる原油価格上昇の予想が台頭していましたが、何故足下軟調に推移しているのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は経済産業研究所コンサルティング・フェロー藤 和彦氏に
原油市場の現状と今後についてお話を伺いました。

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藤氏によると、足下で原油価格が軟調な背景にある要因は大きく3つ挙げられます。

1・中国上海の都市封鎖、中国経済の停滞リスクで原油需要後退懸念台頭
2・IEA加盟国が石油備蓄放出、過去最大の市場供給
3・5月にも開始か、米FRBのバランスシート縮小開始が示される

1・中国景気は大丈夫?

中国の3月 財新 中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は 42.0と
前月50.2から大きく低下しています。

総合PMI 43.9 (前回50.1)
製造業PMI 48.1 (前回50.4)
非製造業PMI 48.4(前回51.6) 

50が景気の分水嶺ですが、
ゼロコロナ政策の弊害が色濃く現れています。

企業物価指数は上昇していますが、消費者物価指数は低迷したまま。
資源インフレで企業のコスト負担が増す中、消費者の購買力の鈍さも気がかり。
藤氏は不動産市場の崩壊が影響していると指摘されています。

2・IEAは4月1日、加盟各国で石油備蓄を協調放出することを決定。

日本をはじめ他の加盟国は合計で6000万バレルの原油を放出することを決定しました。
また米国政府は3月31日、過去最大規模の戦略石油備蓄(SPR)の放出を発表しており
5月から半年にわたり、1日当たり100万バレルの原油を市場に放出するします。
放出の規模は合計で1億8000万バレルに達します。

3・3月FOMC議事録にて示されたFRBバランスシート縮小

月々上限は950億ドル、これは年間1兆ドルのペースになりますが
米国は政策金利引き上げと併せて急速に金融引締めを行うスタンスを示しました。
要するにばら撒いたドルを回収し始める、ということです。
これによって、最もリスクの高い市場から資金が引いていきます。
原油市場の投機マネーもこれまでのようには大暴れできなくなるでしょう。


足元では上記材料が原油市場の上値を抑えていますが
藤氏は長期的には原油価格は上昇する可能性が大きい、としています。

ウクライナ侵攻直前のロシアは430万バレルもの原油を西側諸国に輸出
していましたが、行き場を失ったロシア産原油は大幅なディスカウント価格で
インドや中国に向かっているといいます。
インドは2月24日以降、昨年の4倍のペースでロシア原油を輸入しています。

また、金利上昇局面で米国債が売られていますが
制裁を恐れた新興国らによる「米ドル外し」の動きも気がかり。
ペトロダラーと呼ばれドルが基軸通貨となってきた原油貿易ですが
世界の原油市場が分断されれば、取引が非効率化し
輸入国が支払う価格は構造的に高くなると藤氏。

詳しくはアーカイブ配信で藤氏の解説をお聞きくださいね。
http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-220412.mp3

マザーズ指数は底入れしたか? [ひろこの番組後記]

2022.04/05 大橋ひろこ 記事URL

ウクライナ・ロシアの有事はもはやマーケットの主軸のテーマではなくなっているのでしょうか。3月に大きく下落した株式市場、日経平均は28000円近辺まで戻りを入れています。ドル円相場が120円台へと大きく水準を切り上げる中で輸出関連銘柄への期待も高まりますが、足元では旧マザーズ銘柄である新興株が元気です。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は元先物OPディーラー本河裕二氏にお話を伺いました。

新年度入り。

東証市場再編では特筆すべき値動きはあったでしょうか。

またドル円120円台への上昇と日本株。

そして米国の利上げとこの夏の参院選。

ここからの日本株市場を展望頂いています。

詳しくはオンデマンド配信で本河氏の解説をお聞きくださいね。

http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-220405.mp3

マザーズ指数

穀物価格高騰の背景~食品価格転嫁待ったなし?! [ひろこの番組後記]

2022.03/29 大橋ひろこ 記事URL

ロシアのウクライナ侵攻から1か月、多くの資源価格が高騰しています。日本でもこの4月から菓子うまい棒をはじめさまざまな食料品価格の値上げが発表されています。その背景にあるのがシカゴ穀物相場の高騰。

  コーン 年初599.00→高値782.75セント(+30.7%)
  小麦 年初774.00セント→高値1,363.50セント(+76.2%)
  大豆 1,349.00セント→高値1,759.25セント(+30.4%)

2月のFAO食料価格指数は既に過去最高値にありましたが、
ここにさらにウクライナ危機が反映されることとなります。

・コーン:家畜飼料やコーンスターチ、エタノール
・小麦:パン・麺類など食料品、若干が家畜飼料
・大豆:大豆油(植物油/バイオ燃料)+ 大豆ミール(家畜飼料)

バイデン米大統領は3/24、G7首脳会合後に食料不足が発生すると懸念を表明、
ドゥノルマンディ仏農相は3/21、EU農業会議にて
世界規模の食料危機につながる可能性に言及。
国連ファクリ特別報告者は3/18、世界的な食糧不足、
飢餓が発生する可能性があると発言しています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットエッジ代表小菅努氏にお話を伺いました。

黒海周辺は北半球で有数の穀倉地帯です。
・コーン(ウクライナ13.8%、ロシア2.3%)
・小麦(ウクライナ10.0%、ロシア16.0%)
・菜種油(ウクライナ3.0%、ロシア15.4%)
・ヒマワリ油(ウクライナ47.3%、ロシア30.0%)

価格高騰の背景には
  1)対ロシア経済制裁でロシア産の供給難(決済、輸送、保険)
  2)戦闘状態で黒海からの穀物輸出が停止、ウクライナでは輸出業務に影響
  3)ウクライナで2022年度産の作付が行われないリスク

等が挙げられますが同時に進行しているエネルギー問題では
G7エネルギー相会合では増産の呼びかけが話し合われています。
しかし農相会合では増産の呼びかけはできず生産国に対し輸出規制を
行わないように呼びかけるにとどまっています。
しかし既に輸出規制は始まっているのが現状。
穀物は石油と違って、足りないからといって掘れば出てくるものではないのです。

ロシアへの制裁でロシアの東欧向け輸出制限がかかるほか、
アルゼンチンの穀物輸出制限、インドの砂糖輸出制限、
インドネシアのパーム油輸出制限など食料インフレに備えて
生産国らが穀物の抱え込みに動いています。

今後の最大のリスクは、春の作付けができるのかどうか。
4~5月の作付け時期に作付けができないと1年間収穫物は得られません
ロシアは北部と南東部から侵攻中、北部はトウモロコシ、南部は小麦生産地。

農業コンサルタント会社APK-Informの分析では
2022年の穀物生産は54.6%減の3,890万トンとなる見込み。
・小麦53.7%減の1,490万トン
・コーン55.8%減の1,850万トン
・穀物輸出は32%減の2,993万トン

では、農業大国である米国の穀物生産はどうなっていくでしょうか?
これからアメリカも作付け期に入りますが、米気象庁の春季予報では
今年は乾燥傾向が強いとの予想が出されています。
米穀倉地帯72%で乾燥傾向が報告されており
南部は特に厳しい状態ですでにこの高温乾燥で綿花相場が急騰しています。
テキサス州は3月でも30度を超えているのだとか。
コーン生産地33%、大豆生産地23%、春小麦生産地41%、冬小麦生産地70%が、
既に干ばつ報告、今年米国まで不作となったら・・・・。
3/31に発表されるUSDA作付意向面積の数字には注目が集まっています。

詳しくはアーカイブで小菅氏の解説をお聞きくださいね。
http://market.radionikkei.jp/trendplus/

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大橋 ひろこ
おおはし ひろこ

フリーアナウンサー。マーケット関連、特にコモディティ、デリバティブ番組でキャスターとして活躍中。一方で映画やアニメなど声優としての顔も持つ。趣味はアンチエイジング。

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