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米国の金融政策の大転換が近づいています。市場はすでにテーパリングの開始よりも「利上げ時期」を模索し始めたようで、市場金利も上昇基調にはいっています。今日は金利がつかないゴールドは金利上昇局面では下落を強いられる、という教科書的教えは間違いではないのですが、時に誤りでもあるというお話し。ゴールドは究極のインフレヘッジ資産でもあるのです。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は日本貴金属マーケット協会代表理事 池水雄一氏を
お迎えしお話しを伺いました。

・9月の米CPIは昨年比5.4%増(2008年7月以来のレベル)
・カナダは2003年以来の4.4%
・英国は1997年以来の4%。年末には5%。
・ユーロ圏は13年で最高の3.4%。

FRBはインフレは一時的であるスタンスを変えていませんが、
その「一時的」の期間が長期化しています。
主要国のインフレ率は高まっていますが
果たして本当に一過性のものなのか・・・?
市場はFRBの見方に懐疑的となってきたようです。


・銅価格 年初6600ドルから1万ドルを超え歴史的高値を更新する勢い
・原 油 価 格 過去1年に40ドルから84ドルほぼ倍以上の価格に。
・天然ガス価格 2.5ドルから一時6.3ドル
・ゴールド価格 1800ドルへ再び上昇傾向。
・プラチナ価格 1000ドル越え、シルバーも24ドル超えで明らかに

コモディティ上昇の背景にはなにがあるでしょうか。

池水氏はこれら「オールドエコノミー」の商品は
そのパフォーマンスが悪かったために投資不足に陥っていたことを指摘。
新規油田・鉱山開発に資金は回らず、
現在のサプライクランチの遠因になっているため
インフレは長期化するリスクあると解説くださいました。

今日は金利上昇局面でもゴールドが上昇している現状と
今後の展望を伺っています。

ぜひアーカイブで池水氏の解説をお聞きくださいね。

https://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-211026.mp3