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22年上期は下落が続いた株式市場ですが、この先の展開は?市場はインフレから景気後退リスクに怯え始めたようですが、企業決算が出てくるここからのポイントを元証券ディーラーたけぞうさんに伺いました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。


今週 7月8日にETF分分配金の捻出売りが集中することで
日本株市場の上値が抑えられるのではないか、という懸念が上値を重くしています。

日本株の上場投資信託(ETF)ですが、
主要な銘柄の決算が7月に集中することで
分配金の捻出によるポジションの解消に伴い、
7月8日に現物株で約4800億円、先物で約5700億円、
合計1兆500億円の売りが出ると試算されています。


(7/8)決算
TOPIX型・・1308
日経型・・1321、1330

(7/10)決算
TOPIX型・・1305、1306
日経型・・1320

今年は7/10 が休みとなるため7/8に集中すると見られます。

これは例年のイベントとなってきていますが、
昨年2021年はこの影響がどの程度あったのでしょうか。

たけぞうさんによると7/5から7/9 の日経平均は841円安、
7/7から7/9では 701円安とやはり大きく下落しています。

ただし、昨年の場合はちょうどこの時期に日本は緊急事態宣言が出され
人流抑制が景気を冷やす可能性が嫌気されたことや、
中国が共同富裕を掲げ海外上場の規制強化策を発表したりと
外部環境による下落出会った可能性もあり、
必ずしも分配金捻出売りの影響による下落だったともいえないと指摘。

ちなみに
2020年は7/8は16円安、7/10は244円安
2019年は7/8は131円安、7/10は 34円高。

ここからの日本株市場を見る上では、円安の効果、
そして商品価格の下落によって輸入コストが引き下げられることが
好感される可能性と、米国株がリセッション警戒で崩れることに
連れ安となるリスクに気をつけたいとのこと。

詳しくはアーカイブ配信でたけぞうさんの解説をお聞きくださいね。

https://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-220705.mp3