日本株市場、日経平均が冴えません。2月に日経平均3万円の大台を達成してから5ヶ月近く上値を切り下げる展開を強いられています。なぜ日経平均は弱いのでしょうか。
今日は元先物オプションディーラー本河裕二氏をお迎えしお話を伺いました。
1・日経平均寄与度の大きいファストリ・SBGが冴えない
ファストリはウイグル人権問題でフランスが捜査に乗り出すとの報道。
ソフトバンクGは筆頭株主である滴滴に対し
中国当局が新規会員募集停止させる措置を講じました。
早晩解決できる類のものではなく、
この2銘柄の下落圧力が日経平均株価の上値を重くしています。
2・日経平均銘柄入れ替えを巡る思惑
日経平均構成銘柄の株価水準は、みなし額面を使うのをやめ
新たに株価換算係数で調整するもので、任天堂やキーエンスなど
採用されるとの思惑で買われる銘柄もありが、
代わりに、日経平均から除外される銘柄も出てきます。
3・米国との財政政策のコントラスト
20年度コロナ禍の予算は70兆円超えも、未執行が4割にも。
予算組だけで使われなければ経済への支援になりません。
また、20年はGDPが20兆円も減少する中、国家税収は過去最高となり、
民間から国へとお金が流れていました。
4・主要ETF分配金捻出売り
例年7月初旬は日本株の上値が重くなります。
主要ETFの決算に合わせ分配金の支払いが発生するためで
21年は8日に3000億円、9日に5000億円程度の売りが出るとの試算も。
5・夏枯れ?商い細る日本株市場、次の焦点は・・・
オリンピック、パラリンピックの成功とその後の衆院選に向けて~
詳しくはオンデマンド配信で本河氏の解説をお聞きくださいね。