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米国株市場が軟調でも日本株市場がしっかりした展開となってきました。米国株が強く日本株市場が高寄りしても場中に崩れる展開はよく見てきたが、このような地合いは珍しいと長年株式市場を見てきた元先物OPディーラー本河裕二氏。ここからの日本株市場について伺いました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今週は6月メジャーSQ。
本河氏は170万株程度売買があるうち実際出てくるのは60万枚程度では?との票読み。
先物売りのOP買いに傾いている印象で決して弱くはなさそうとのことですが、
このところの日本株市場の強さの背景はなんでしょうか。

米国はじめ世界の中央銀行がインフレ抑制のために金融政策の引き締めに転じる中、
日銀の黒田総裁は金融緩和を継続する姿勢を強調しています。
今日6月7日にはドル円相場は132.90円台まで上昇。
円安効果で輸出関連銘柄が堅調です。

日本の個人投資家らによる21年の外国株投資は総額8兆3000億円。
日本株への投資額280億円の300倍にものぼる規模となりました。
日本の投資家の日本株への関心が薄れる中、防衛関連銘柄などには
海外勢のマネーが淡々と入っている印象だ、と本河氏。

防衛関連、資源関連、農業関連など世相を映すセクターへは
資金流入が続いていますが、マザーズ指数などを見るに
新興、ハイテク銘柄からは資金が戻ってきません。

今日7日はマザーズ銘柄を牽引してきたメルカリがプライム市場に移行。
この先のグロース銘柄の行方、そして物色の柱、日経平均の行方は?

本河氏に伺っています。
アーカイブ配信で本河氏の解説をお聞きくださいね。

https://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-220607.mp3