先進国と新興国のコロナ禍格差が商品高を生む? [ひろこの番組後記]
2021/03/03(水) 00:16 大橋ひろこ

市場では「コモディティのスーパーサイクル」という言葉が踊っています。コロナ禍、過剰なまでの財政出動と「インフレになっても心配しない」という強気のスタンスで継続される金融緩和によって、実態経済の回復以上に資産価格が上昇する流れとなっていますが、目下、市場の最大の関心は長期金利の上昇にあります。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケット・リスク・アドバイザリー代表取締役 新村直弘氏を
お迎えし商品市場の動向と今後の展望を伺いました。

コモディティの価格上昇は、商品の需要顕在化と
それに見合うだけの供給増加の間にタイムラグが存在することで発生します。
十分な供給がもたらされれば価格は下落します。

「スーパーサイクル」が100年で5回、などと囃されると
「周期的に訪れる上昇局面」と誤解が生じやすいと新村氏。
現在のコモディティ価格の上昇はあくまでも人口動態に基づく需要増加に、
たまたまコロナの影響による経済対策や、脱炭素が重なったものであり
周期的にこういう瞬間が訪れる、ということではないと指摘くださいました。
商品の時代がサイクル的に到来したわけではないのでご注意を。


番組では新村氏に、GOLD、シルバー、銅、原油、農産物と
商品市況を解説いただきましたが、興味深かったのが、
上昇目覚ましい銅価格について、先進国と新興国との医療格差が
もたらした側面もある、とお話されていたこと。


先進国はワクチン接種も早く、また巨額の財政支出によって
経済をV時で回復させていますが、新興国はそうではありません。
そして、銅を始め資源の生産国は新興国であるということが
供給が需要に追いつかないという事態を引き起こし価格に波及している、、、


詳しくは、オンデマンド配信で新村氏の解説をお聞きくださいね。

http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-210302.mp3

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