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kunfd (1).jpgCOMEXゴールドは3/20一時2014.90ドルと
22年3月以来の高値を示現しました。

ゴールドへの資金流入をもたらしたのは金融システム不安。

・3月10日 米中堅銀行シリコンバレー銀行(SVB)含む2行が破綻
・3月17日 スイス金融大手クレディ・スイス・グループ(CS)に波及
・3月19日 UBSによる救済合併が発表される
 ~CSの財務内容に対する詳細な調査の時間もないまま、緊急避難対応での救済
  将来の損失浮上に対するスイス政府による支援保証が付けられた
・3月24日 ドイツ銀行への投機的攻撃
・3月26日 米地方銀行ファースト・シチズンズ銀行 SVBの一括買収で合意
       
       
こうした中、ECBやFRBは予想通りの利上げを実施。
しかし市場はすでに年央からの利下げを催促する相場へと発展しています。
インフレ傾向は続いているのですが、金融システム不安が解消されない中、
スタグフレーションが意識されます。


そしてゴールドが強い背景に世界の中央銀行による買いが。

WGCによると2022年通年で1,136トンものゴールドが中央銀行によって購入されました。
データを遡れる1950年来で最大です。
中国税関総署が発表した2022年の金輸入金額が766億ドルに上っていると亀井氏。
22年の金価格の動向から推察するに、その数量は1,330トンほどになるとか。
WGCが1月末に発表した最新の需要統計では22年の中国の需要は
789トンで税関総署公表の輸入数量と大きな食い違いがあるのです。

この謎を亀井氏が推察。

22年末時点で中国が保有する米国債は8,670億ドルと
前年比で20%も減少しているのも不気味ですね。

なぜ中国はゴールド購入を増やしているのか。
詳しくはアーカイブ配信で
亀井さんの解説をお聞きくださいね。
/podcast/trendplus/plus2023131.html

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