お知らせ:

マーケット・トレンドPLUS

番組へのお便りはこちら

原油相場が底堅く推移しています。WTI原油価格は今年の高値は3/8の67.98ドル。その後一時は60ドルを割り込む下落もありましたが足元では再び65ドル台まで値を戻してきています。欧米が先行事例に ワクチン接種が進めば日常生活の再開が進むとして原油市場でも需要増加期待が強まっているのですが、供給サイドはどうなっているのでしょうか。


皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットエッジ(株)代表取締役 小菅努氏に
「原油相場の現状と今後の見通し」をお話しいただきました。


<IEA月報とOPEC月報が強気見通しを支持>
・5/12 IEA月報
・日量15万→年末250万バレルまで供給不足が拡大
・年内に予想される供給増は、Q2以降の旺盛な需要増に到底及ばない
・8月に製油所稼働ピーク+パンデミックで非OPECの生産伸びない
・需要拡大で需給ギャップ拡大 →「OPECプラスの減産縮小」か「在庫取り崩し」

・5/11 OPEC月報
・2021年需要+595万バレル、4月から据え置き
・Q1-14万バレル、Q-30万バレル、Q3+15万バレル、Q4+29万バレルの修正
・パンデミックによる上期の需要抑制不安、ワクチンによる下期の需要拡大期待
・Call on OPECはQ1日量2,581万バレル→Q4 2,954万バレル
・非OPEC産油量見通しを日量23万バレル引き下げ

IEAもOPECも原油市場の強気見通しですが
需要拡大なら、米国のシェール生産はなぜ増産してこないのでしょうか。


また、バイデン政権誕生で世界のテーマとなった脱炭素社会は
遠い先には原油市場にもネガティブ要因となりますが
足元では事情が異なります。

また、イラン核合意復帰を掲げるバイデン政権ですが
6月にはイランの大統領選挙が。

そして、イランと中国の関係。
中国がイラン産原油の輸入と国内備蓄を強化する背景には・・・?

小菅さんに解説頂いています。

詳しくはオンデマンド配信で小菅さんの解説をお聞きくださいね。

https://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-210518.mp3