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ロシアがウクライナに侵攻した直後、世界有数の原油輸出国であるロシアへの
制裁でロシア産原油が市場から失われるという警戒が広がり、WTI原油価格は
1バレル130ドル台にまで上昇しました。
しかし、足元では原油価格は70ドル台にまで下落しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は日本エネルギー経済研究所 専務理事 首席研究員 小山堅氏にお話を
伺いました。

地政学リスクによる、供給源の喪失警戒で原油価格は一時高騰したものの
現実にはロシア産原油が市場から一気に失われることはありませんでした。

供給懸念が薄れていくとともに、需要が伸びないことが原油価格を押し下げて
います。

中国のゼロコロナ政策が世界一の石油輸入国である中国の需要を抑え込んで
しまいましたが、規制緩和後は感染者拡大で人流が抑制されているとの報道もあり、
中国のリオープン需要期待は剥落しています。

一方、OPECはプラスは11月の総会で日糧200万バレルの減産を決定。
小山氏によるとこの減産が継続されれば来春には世界の需給バランスは
需要超過、供給不足に転換するリスクがあり、原油価格の下落は限定的で
来年2023年は原油価格上昇のリスクがある、とか。

ここからの原油価格展望、詳しくはアーカイブ配信で小山氏の解説
をお聞きくださいね。

https://www.radionikkei.jp/podcast/trendplus/plus2022719.html