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コロナ禍からの回復の過程でインフレが警戒され始めました。エネルギーや非鉄金属などコモディティ高は長期化するでしょうか。特に北半球が冬を迎える前に天然ガス、原油などのエネルギーが高騰していることが気がかり。中国政府が石炭価格の上昇抑制策を講じた結果、中国の一般炭価格は急落していますが原油価格は高止まりしたままです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケット・リスク・アドバイザリー代表 新村直弘氏をお迎えし22年に向けてのコモディティ市況の動向を伺いました。

「ウィズコロナ」を前提に回復が進む中、
ボトルネックからインフレが加速していますが
同時に循環的な景気減速局面に入っており、冬場が終わればエネルギー価格は下落に
転じる可能性があると新村氏。今週はOPECプラス会合が注目されますが
米国などからの増産要請に応えるとは考えにくいと思われます。
というのも、ここで増産強化に踏み切れば来年には供給過剰となり
再び原油価格が押し下げられることを産油国は警戒しているのです。

しかし、エネルギー在庫が十分ではない中、世界が厳冬に見舞われた場合
短期的にはWTI原油価格の100ドル台も否定できないとしています。

米国の金融政策正常化の流れで金利が上昇していますが同時にインフレ懸念が
高まることから両者が相殺する形でゴールドは高値を維持しています。
またパラジウム、プラチナなどPGMは来年Q222以降と期待される
半導体供給の回復に伴う自動車向け需要回復で上昇に転じるとみている、
とのことですが、内燃機関車の生産が戻らないことには、、、。

また、ラニーニャ現象が再び発生する見込みで10月14日に米海洋大気庁が
ラニーニャの発生可能性を示した日から穀物価格が上昇を開始しました。
過去20年をみても市場参加者は海洋ニーニョ指数を見てトレードをしている
可能性が高いと新村さんは解説くださいました。
このままラニーニャとなれば、再び穀物価格は上昇していくとみられます。


また、景気循環サイクルと銅価格などなど
詳しくコモディテイ市況を解説いただいています。

詳しくはオンデマンド配信で新村氏の解説をお聞きくださいね。

https://www.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/archive.html