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日本株が堅調です。 長らく27500円に絡む値動きに膠着していた日経平均も3営業日続伸で上値抵抗を突破しそうです。日本株堅調の背景には何が?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。 今日は元証券ディーラーたけぞうさんにお話を伺いました。

たけぞうさんは、日経平均でみるよりTOPIXの上昇に着目。

東京証券取引所に、市場区分見直しの実効性向上に向け施策の進捗状況や投資家の評価などを継続的にフォローアップし、上場会社の企業価値向上に向けた取組や経過措置の取扱いやベンチャー企業への資金供給などに関する追加的な対応について議論を行う「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」が設置されたのが22年7月。以後定期的に議論がなされていますが、特に23年1月30日に公表された「今後の東証の対応」では 「上場維持基準に関する経過措置が 2025年3月に終了」すること、 「23年春に"継続的にPBRが1 倍を割れている会社"には開示を強く要請」 することなどが盛り込まれています。これは自社の資本コストや資本収益性を的確に把握し、その状況や株価・時価総額への評価を議論のうえ、必要に応じて改善に向けた方針や具体的な取組、その進捗状況などを開示せよ、ということです。

PBRを上げるために、企業は株価を上げる努力をしなければなりません。 あるいは株主資本を減らすという方策もあります。 株主に配当と言うかたちで還元することや 自社株買いを行うことで達成することが可能。

たけぞうさんによると昨年22年の日本企業の自社株買い および配当総額は過去最高だったとか。

こうした日本企業の改革への期待が日本株市場へと資金を呼び込んでいます。 海外投資家は今年に入って約2兆5000億円の買い越し。 個人は8000億円、信託銀行は1兆5000億円売り越しとなる中、 海外勢の買いが日本株市場を支えているというのはアベノミクス以来か。

詳しくはアーカイブ配信でたけぞうさんの解説をお聞きくださいね。