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ウクライナ危機から3か月。WTI原油先物価格は年初75.69ドルから3/7には130.50ドルまで上昇しました。足下では100ドルから115ドルの高値圏で膠着。中国の上海ロックダウンの長期化など需要減退懸念も台頭する中で、目先は6月のロックダウン解除への期待が下値を支えているようです。また、米国ではガソリンの販売価格我初の4ドル大台に乗せて上昇しています。ガソリン高は米バイデン政権の支持率に響いているようですが...。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットエッジ代表小菅努氏にお話を伺いました。

OPEC5月月報では2022年Q2~Q4の世界石油需要が下方修正されています。
 
Q1 9,928万バレル(4月から33万バレル上方修正)
Q2 9,844万バレル(67万バレル下方修正)
Q3 1億0,074万バレル(32万バレル下方修正)
Q4 1億0,264万バレル(16万バレル下方修正)


しかし、原油価格は高止まりしたまま北半球はドライブシーズン入り。
米国はガソリンの最大需要期に入ってきます。
ところが米ガソリン小売価格は過去最高を更新。
ロシア産原油に加えて「石油製品」の排除も進められており
ガソリンなど製品価格の需給が逼迫しています。

これまで米国はロシアからガソリンなどの石油製品も輸入していましたが
これが輸入できなくなったことで、全米ガソリン在庫は低下、
過去5年のレンジを下回っています。
米国の精製能力を増強してガソリン精製を増やせばいいのですが
米国はじめ各国の石油の精製能力の増強は簡単ではないようです。

小菅氏は精製マージン高、ガソリン高が続くことで景気が減速することで
需要が落ちてくればガソリン価格も自ずと下がるとしていますが、
景気を冷やさなければガソリン高を抑え込むことはできないのでしょうか。

米政府の対応、そして米シェール企業の増産がなぜ進まないのかなどなど
小菅氏に解説いただきました。

詳しくはオンデマンド配信で小菅氏の解説をおききくださいね。
https://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-220524.mp3