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マーケット・トレンドPLUS

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23年に入り銅価格を始め、原油などコモディティ市況が反発しています。
早速、ゴールドマン・サックスグループが23年はコモディティが最良の
パフォーマンスを上げるとのレポートを出していましたが、今年の商品市況展望は?
 
皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットリスクアドバイザリー共同代表 新村直弘氏をお迎えしました。
 
世界景気は循環的な減速が続いている状況であり、米国の金融引き締めが解除
されたとしても恐らく減速すると考えられるとしながらも、足元、短期的には
中国のリオープンを材料に売り込まれたコモディティの買い戻し基調にあると指摘。

中期的には景気循環サイクル(4年~5年の周期性)を考慮すると、底入れは今年の
第3四半期くらいになるとお話くださいました。
さらには長期的には脱炭素、脱ロシア、脱中国といったサプライチェーンの再構築、
インフラ整備需要がコモディティ価格を押し上げるとしています。
どの市場を見る際にも、時間軸によって主軸となるテーマが異なりトレンドも
違ってくるという点には注意したいですね。
 
新村さんにはエネルギー、工業用金属、ゴールド、農産物市況の今年の展望を
伺ったのですが、興味深い点はゴールドが想定より強いということ。 
実質金利と過去のリスク・プレミアムの水準を考えれば、ゴールド価格は
現在1,300ドル程度まで下落していてもおかしく無いのですが、実際には1900ドル台の
高値圏で推移しています。これまで価格に対する説明力が極めて高かった実質金利との
相関が低下しているのはなぜか?
クレジットリスクファクター、そしてセントラルバンクの金準備などから考察いただいています。
 
詳しくはアーカイブ配信で新村さんの解説をお聞きくださいね。

https://www.radionikkei.jp/podcast/trendplus/plus2022118.html