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日経平均は200日移動平均線の上で辛うじて支えられていますが、米国の金融政策を巡る思惑で米国株が下落に見舞われる中ではなかなか強気になれない展開を強いられています。

8月中旬には29500円まで上昇し30000円大台も視野にはいっていたのですが、それから2000円近くも下落しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は元証券ディーラーたけぞうさんをお迎えし日本株市場を取り巻く材料と今後の展望をいただきました。

25000円台だった6月第5週から29500円まで上昇した8月第2週までの
日経平均の値動きは相場の過熱感が感じられず主体性のない印象でした。

その背景にあったのが海外投資家の動向。
この間、海外投資家は日本株現物を累計で約3220億円売り越していました。
一方で先物市場では約2兆2000億円買い越しており
先物市場主導で指数が釣り上げられていたことが窺えます。

最新のデーターは先週1日発表の先々週分となりますが
先々週、海外投資家勢は現物と先物合算で3772億円の売り越しとなっています。
(8日木曜にデーターはアップデートされます)
現在は特に市場に際立ったポジションの偏りは見られず
手口動向からここからどちらに動き易いかを展望するのは難しい局面。

たけぞう氏はジャクソンホール会合以降の米金利上昇に冷やされた相場も
9月FOMCが一つの区切りになるのでは?と指摘しながらも
本当のリスクは欧州のエネルギー問題だとお話されていました。

また、日経平均の銘柄入れ替えですが
日経平均の構成比率のウェイト上限「ウェイトギャップ」の導入、
市場流動性の測定指標を
「売買高当たりの価格変動率」から「売買代金辺りの価格変動率」に変更、
定期見直しを年1回→2回に増やすなどの変更は何を意味するのか?

これらの措置で必然的に値嵩株が増えることが予想されますが
これはファストリの日経平均構成比率低下を促すものと考えられますね。

詳しくはオンデマンド配信でたけぞうさんの解説をお聞きくださいね。

https://www.radionikkei.jp/podcast/trendplus/plus202296.html