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2022年日経平均は25000円から29000円のレンジ内での値動きに終始しましたが、
米国、特にナスダック総合指数が30%あまりの下落を強いられたことを考えれば
年間パフォーマンスはそこそこ悪くなかったと言えましょう。
しかし2021年の日経平均株価は27000円から30000円のレンジで推移していたことを
考えると値動きの水準はやや切り下がっており、大きなトレンドが発生していません
日本株市場には買い材料が乏しいのでしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は元先物OPディーラー本河裕二氏にお話を伺いました。

23年は卯年、兎は跳ねる特徴がるとして景気が上向く、回復する
などと言われ株価への期待が高いともされていますが、
1987年の卯年はブラックマンデー
2011年の卯年は3.11による景気低迷、株価下落などがあり
あまり卯年が上がるというジンクス通りにはなってきてはいないようです。
(1999年はITバブル前夜年であったことから株価は堅調でしたが)

23年日本株市場を占う上で最も重要なのは日銀の金融政策、
そして日銀総裁人事です。現状の異次元緩和を持続されてきた
黒田総裁の任期は来春まで。足元では円安とインフレ高進を理由に
日銀の金融政策の修正、転換を求める声も一部に上がっていることから
後任者がどのような金融政策を司るのかに関心が集まっています。

もっとも重要なのが米国の金融政策と
それによって乱高下してきた米株市場の安定ですが、
12月FOMCでは利上げ幅の縮小が見込まれており、
来年23年には利上げがあるか否か。

急速な金融引締で米国を始め世界の景気後退懸念が高まってきていますが、
仮に世界の景気後退が顕著となる頃に日本の金融政策が総裁交代によって
引き締めに向かうようなことがあると、日本株市場のみならず
世界の金融市場に及ぼす影響もないとはいえませんが・・・。

足元上値が重くなってきた日本株市場、その背景と
来年の展望を伺っています。

くわしくはアーカイブ配信で本河裕二氏の解説をお聞きくださいね。

https://podcasts.apple.com/jp/podcast/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89plus/id1506732506