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マーケット・トレンドPLUS

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22年、世界景気が循環的な減速局面入りとなることは新村氏が以前から指摘されていましたが、実際、原油や銅、農産物などの商品市況は調整局面に入っています。このまま商品市況はトップアウトしインフレは沈静化するでしょうか?


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。今日はマーケット・リスク・アドバイザリー共同代表の新村直弘氏にお話を伺いました。



米国のインフレ抑制を最優先とする金融引締めに加え、
中国のゼロコロナ政策や不動産市場の崩壊などの需要減が
世界景気を急速に冷え込ませています。


ただし中国は5.5%の成長目標を掲げていることもあり、
政府が大規模な経済対策や住宅ローンの支払い遅延の容認などの
対策を打ち始めており、ドクターカッパーと呼ばれる銅価格は
年後半に掛けては中国要因で再び上昇余地を探るのでは?と新村氏。
しかしそれも短期的なシナリオで来年度予算を前倒し執行していることもあり、
23年には中国に「財政の崖」リスク到来の懸念も。
23年の景気はよくない、ということに変わりはなさそうです。


短期目線では、今週のOPEC総会プラス総会で
米バイデン大統領の要請にサウジアラビアが応えるのか否か、
また、ロシアがEUへのガス供給を絞っていることで
今後どのようなリスクが待ち受けているかなどなど、
新村氏に解説いただいています。


小麦、大豆、コーンなどの農産品はウクライナ問題と
ラニーニャ現象の影響で高騰していましたが、
ロシアがウクライナ産の穀物輸出を再開したことなどをうけ
ロシアのウクライナ侵攻前の価格帯に戻っています。


しかし、ラニーニャ現象は冬まで続く見通しであり、
今年の北半球の秋の収穫が予想よりも下振れする可能性は否定できず
年末にかけての価格リスクは上向きにある?!


詳しくはアーカイブ配信で新村氏の解説をお聞きくださいね。
https://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-220802.mp3