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6月FOMCを受けて急落を強いられたGOLD。FOMC、3月時点では23年末までゼロ金利継続の見通しでしたが2023年に2回の利上げを見込むとの豹変に市場が驚いたことに加え、これまでハト派としてしられていたセントルイス連銀のブラード総裁が22年後半の利上げの可能性を示唆したことが火に油を注いだ格好。

1900ドル台を回復し2000ドルを目指すかに見えたGOLDは1763ドルと4月半ば以来のレベルにまで下落しました。

1日の下げ幅としては史上7番目だとか。


皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日は日本貴金属マーケット協会代表理事 池水雄一氏にGOLD急落の背景と今後の展望を伺いました。

株が急落したことで債券市場に資金が集まる形で長期金利が低下する中、
これまでドル売りがトレンドとなっていた為替市場ではドルの巻き戻しがはいり
ドル高となったことでGOLDは大きく売られる形となりました。

この急落での売り手はおそらくスペキュレーター(投機家)。
先物市場で金ロングを積み上げていた投機家による売りではないか、と池水氏。
なぜならゴールドETF市場には資金が流入していることが確認できており
インベスター(投資家)はゴールドの買い手に回っているためです。
ボラティリティを好むスペキュレーターはこの下落で売りに回ったのですが
長期投資家は、安値と見て拾っている構図が伺えます。

ではなぜ長期投資家はゴールドの買いに回っているのか?

一つにはFRBが一時的なものとしているインフレへの警戒があると池水氏。
本当にインフレが一時的であれば利上げ見通し時期が前倒しになるでしょうか?
ここからのゴールドの展望はオンデマンド配信で池水氏の解説をお聞きくださいね。

音声
https://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-210622.mp3