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足元、ゴールドが冴えません。節目1850ドルはここ1ヶ月の下値サポートラインでしたが、これを下回り1820ドル台まで下落しています。次のターゲットは200日移動平均線が走る1800ドル水準でしょうか。


皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融貴金属アナリスト亀井幸一郎氏にお話を伺いました。


2020年大統領選をめぐっては、ブルーウェーブ観測で1950ドル超えまで
上昇する局面もありましたが、これも1月5日のジョージア州の決選投票まで
結果が見えません。現在、共和党50民主党48、残り2席とも民主党が取れば、
ブルーウェーブ、財政拡張路線期待が紡がれますが、どうなるでしょうか。


バイデン氏が財務長官にイエレン前FRB議長を指名すると目されていますが
これもねじれ議会となることを前提とした布陣と見られます。

オバマ政権1期目ではNY連銀総裁であったティモシー・ガイトナー氏が
財務長官に指名されましたが、この時と状況はよく似ていると亀井氏。
政府財政とFRB緩和策のポリシーミックスはマーケットには
安心感を与えるものですが、ガイトナー長官の時はねじれ議会で
予算が紛糾し、2011年8月S&Pが米国債を格下げしています。

今は、新政権への、そしてワクチンへの期待が株式市場をお仕上げていますが
この相場は持続するのでしょうか。

新型コロナ問題で一気に景気後退に陥ったことで
昨年来からくすぶっていた景気後退への懸念は
新型コロナ問題で一気に現実となったことから
矢継ぎ早に先進国の金利はゼロに引き下げられ
量的緩和の強化、そして財政出動とカンフル剤をうちまくったことで
短期にマーケットは回復しましたが、
唯一整理されていないのが債券市場。
膨張する債務は急激な金利上昇に脆く、この点が気がかりです。

さてゴールド市場、ここからのポイントは?
詳しくはオンデマンド配信で亀井氏の解説をお聞きくださいね。
https://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-201124.mp3