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「21日、ナスダック総合指数小幅高」

「ニューヨークダウは小幅安、IBM9%下落」

「米国10年債利回り、今年5月以来の1.7%」

「2年債利回りが急上昇」

「インテル、時間外取引で約9%下落(日本時間6時46分)」

「日本企業では、ディスコ、KOAが決算発表」

「自動車減産による業績伸び悩み、どの程度株価面に織り込まれているか?」

 

 

 

 

 

21日の米国株は、ニューヨークダウが小幅安、ナスダック総合指数は小幅高となりました。ニューヨークダウの下落率は0.02%、ナスダック総合指数の上昇率は0.62%でした。ニューヨークダウについては、IBMの9%下落が響きました。

 

 

金利は上昇しています。米国10年債の利回りは1.67%と、前日比0.04%の上昇となりました。株式市場の取引を終えた後、1.7%まで上昇しています。1.7%乗せは、5月以来のことです。また、2年債の利回りは、0.45%と、0.07%上昇しています。2年債の利回り急上昇は、利上げ時期の早期化を示します。特に、米国市場で株式の通常取引が終了した後、金利が上昇しています。

 

 

21日の東京株式市場では、半導体関連株の下落が目立ちました。ASMLの株価下落、ラム・リサーチの時間外取引における株価下落が影響しました。21日の米国市場では、ASMLの株価は2.59%上昇しました。ラム・リサーチは1.78%下落しました。

 

 

インテルが21日、7-9月期決算を発表しました。売上高は181億ドル(前年同期比+5%)、利益は70億ドル(同+54%)となりました。粗利益率は57.8%(同+1.3%P)、1株利益1.71ドルとなりました。

 

 

インテルは10-12月期について、売上高183億ドル、粗利益率53.5%、1株利益0.9ドルとの見通しを明らかにしました。

 

 

10-12月期の利益面が悪化するとの見通しを受けて、インテルの株価は、時間外取引において約9%(日本時間朝6時46分)下落しています。

 

 

日本企業の決算発表では、半導体ウエハーの切断装置を供給するディスコ(6146)が21日、決算を発表しました。7-9月期の営業利益は245億円(4-6月期154億円)となりました。10-12月期の営業利益は188億円を計画しています。

 

 

ハイブリッドカー向けの電子部品、抵抗器の中期的成長が期待されている電子部品会社KOAも21日、決算を発表しました。4-9月期の累計営業利益は34億6700万円(前年同期比7倍増)となりました。第1四半期の決算発表時には、36億7000万円の見通しを公表していました。4-12月期の営業利益は48億円(同3.9倍増)を計画しています。

 

 

KOAの営業利益を四半期毎に見ると、4-6月期19億円、7-9月期15億円、10-12月期計画が13億円です。現状では、4-6月期がピークとなっています。

 

 

自動車減産の影響による短期的な業績伸び悩みの確認が、どの程度、各企業の株価に織り込まれているのか、注視する局面になると考えています。マインドが強ければ「来年の自動車生産平常化」を将来の企業業績の期待要因として意識する場面となります。




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