2014.3.21(金・祝)「ネットで投信フォーラム in Tokyo」@両国国技館 [取材レポート]
2014/03/21(金) 23:59 番組スタッフH コメント (0)

春分の日で今年度最後の3連休初日の今日、東京・両国国技館で「ネットで投信フォーラム in Tokyo」が開催されました。
このイベントは、現在株式市場で個人投資家部門の売買シェアの大半を占めるネット証券大手4社(SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券)が「所得水準が伸び悩む現在、お客様の資産形成を全力で支援」し「お客様の資産倍増を目指す」という共通目標のもとに設立した「資産倍増プロジェクト」が主催する"ネットで投資信託を買う"ことを普及・啓蒙する個人投資家向けイベントです。東日本大震災の半年後に大阪で開催した第1回イベントから数えて今回は4回目となります。

天に突き上げたこの拳のようにマーケットも活況に↑、と4社・社長のオープニング挨拶

午前10時のオープニングでは、おなじみとなった本プロジェクト特製法被を羽織った4社の社長(左からカブドットコム証券・齋藤正勝氏/SBI証券・高村正人氏/楽天証券・楠雄治氏/マネックス証券・松本大氏)の挨拶。今年は年始から株式相場が冴えないこともあり、アベノミクスに沸いた1年前のイベントに比べると若干受講者の出足が鈍いようでしたが、4社長の気合い十分なコールで明るくスタートしました。
ステージ上では続いて本編に移行、ラジオNIKKEIで人気No.1ポッドキャスト番組『伊藤洋一のRound Up World Now!』も好評の伊藤洋一氏の講演「世界を読み解くキーワード」を皮切りにメインアリーナ、B1Fサブステージで各講演、プレゼンテーションが展開され ました。

その後別室で行われた4社・社長による共同記者会見では、投資信託にとどまらず証券市場をとりまく現状について率直なコメントが聞かれました。全般的には昨年末の証券優遇税制終了、年始スタートのNISA(少額投資優遇税制)によって投資信託に資金が流入してきているとのことでした。「積み立てが予想以上に伸びている」「REITが特に好調」「若年層、女性が投資信託で"投資デビュー"している」といったポジティブなコメントが出る一方でNISAに対しては「現制度はまだ不十分。現状では元々投資をやっていた層が使う制度だ。新規投資家の掘り起こしになっていない」といった厳しい意見も聞かれました。


午後のステージでは、毎回熱い討論が話題のネット証券4社パネリストによるディスカッション「NISA元年!どうなる資産運用!!」が注目を集めました。

左から藤本誠之さん(SBI証券)/河合達憲さん(カブドットコム証券)/広木隆さん(マネックス証券)/山崎元さん(楽天証券経済研究所)

この4人のパネリストの方々はマーケット・トークとなればノンストップ必至(!)、果たして60分で収まるのか?!そんな心配をよそに、モデレーターの岸田恵美子(ラジオNIKKEI記者)が粛々とディスカッションを進行させました。パネリストのコメントを幾つかピックアップしますと・・・
・投信の選び方:「まず自分の投資スタイルを見つめ直し、相場状況の分析を」「コストの最小化を考える。ノーロード・ファンド、ネットでの購入など」「20年分のデータを分析したところ、"売れ筋ファンド上位30"と"パフォーマンス上位30"は殆ど重ならなかった」「新興国ファンドといっても内容は千差万別。十把一絡げに考えてはいけない」
・テーマ投資について:「投信でも個別株でも、テーマ投資する頃にはその投資対象は既に高いから遅い」「JPX日経インデックス400連動型に注目している」
・NISAと投信:「NISAでの投信活用法、利益が大きいほどメリットを享受できるので、新興国ファンドなどレバレッジの効いたものがよいのでは?」「ハイリスク・ハイリターン型のファンドで、ただしタイミングは積み立てでリスク分散」「いやNISAにあったファンド、という考え方はしない方がよい」
などなど。前回イベントのパネルディスカッションは公式サイトで動画がオンデマンド配信されたので、参加できなかった、Ust視聴できなかった方は今回も期待していいかも?


このイベントのもう1つの楽しみは出展ブース。1Fホワイエに設置されたネット証券4社のブース、B1F展示会場スペースに設けられた運用会社のブースには、講演の合間を縫って参加者がひっきりなしに足を運び、投資商品の説明を受けたりスタッフに質問をするなど活況でした。


ステージは、アリーナのメインステージ、展示会場のサブステージともに運用会社が趣向を凝らしたプレゼンテーションを行いました。サブステージはどのセッションも超満員で、順番待ちの列が出来ると急遽椅子を追加するなど、スタッフが対応に追われている程でした。
そしてメインステージはジャーナリスト田原総一朗氏によるクロージングセッション「時代を読む」で今回のイベントは幕を閉じました。


アベノミクスの昨年、そしてNISA元年の今年、とマーケットを取り巻く環境は刻一刻と変化しており、資産運用にも個々人が自ら「情報収集」する必要性がより高まっています。このような大規模イベントに直接足を運ぶ、Ustream動画配信でステージを観るなど、ネット証券大手4社は今後も様々な形で個人投資家のみなさんに情報発信を続けていくようです。
恐らく来年の今頃にも同規模のイベントが開催されると予想されますので、今回行けなかった方は次回ぜひ参加してみては?!

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