みなさんこんにちは、櫻井です。

先週岡崎さんは松山セミナーで、松山を存分に満喫してきたようです。
たまにはリフレッシュしないとダメですね！
それにしても美味しい食事に温泉・・・羨ましい・・・

■今週のストラテジー
先週の売りに対し、買いの一週間。
先週はリターン・リバーサル&ボラティリティ・リバーサルで
売りの買い戻しに。ただ、そこまで大きな上昇にはならない可能性があります。

消費税に関わる4-6月期のGDPが2.6％という発表がありました。
予測の3.6％を年率で下回ったら消費税はないだろうとの声もありましたが、
中身的にはそこまで悪いものではなかったことに注目です。

月曜のマーケットはきつく下げて始まりましたが、11時過ぎから上げました。
その理由は以下の二つが考えられます。

1)上述した買い戻し
2)GDPの中身を好感
　　・住宅投資減・・・売れすぎた1-3月期分の揺り戻し。
　　・在庫減・・・・・生産調整という意味で、悪いマイナスではない。
　　・名目GDP増・・・今回は2.7％。

予測数値には達していないものの、ここで消費税を導入しなければ
アベノミクスが前進せず、景気への懸念等で金利上昇等を招き
ブレーキがかかることなどからも
余程のことがないと「上げない」にはならないのでは。
消費税をめぐっては賛成派反対派正反対の意見が出ているものの、
1,000兆円の国債と多額の借金という現実を見れば、やらざるを得ないようです。
また、やると決めたことはやらないと、海外投資家などの失望を招き
投資対象として外れてしまうことも懸念されます。

さて、ひととおり出揃った決算については、全体的には悪くない様子。
ただし発表数字が、会社サイドは慎重なのに対し
アナリストサイドは円安効果等を含めた期待値が
高すぎるというギャップが気になるところ。

■先週の振り返り
BS番組では為替の専門家である深谷さんをゲストにお迎えして
為替相場の現状や見通しについてお伺いしました。
岡崎さん鈴木さんが非常に興味深かったというのが、
FRB高官発言について、タカ派の人がハト派の発言をしたり
ハト派の人がタカ派の発言をしているという部分。
それによってマーケットは右往左往している状況ですが、
数字をみるとボラティリティは安定しています。
いろんな見方があるということで逆に不確実性を減らしている
高度なテクニックを駆使しているようです。
意図しているというよりは、マーケットの安定化を求めるという
ひとつのゴールに向かった暗黙の了解があるのではとのこと。

こういったフォワード・ガイダンスは、
日本ではまだ全然足りていない部分だそうです。
異次元の緩和政策以降日本のボラティリティは高すぎる状況にありますが、
それを安定させるためにも今後の対応が試されます。
いまのままのマーケットでは個人投資家が離れてしまうと
岡崎さんは危惧されていました。

【今週の戦略】
・決算悪かった企業・良かった企業この後の動きが大切。新たな投資判断を
・GDPについて新聞・専門雑誌などで専門家の意見を読んで勉強を。
　景気回復に大事なのは名目GDP。

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