◾︎今週のストラテジー
19,750円のプット・オプション建玉が結構あり金曜日にヒット。
ヘッジ売りが嵩んで19,600円台まで落ち、
そのままNY株も下がったので朝方つっこんだ形に。

金曜のVIが19％台、
月曜朝方から寄り付きで20.92まで急騰。
月曜前場ザラ場安値19,474円で
いったん利食いのプット売り戻しや先物の買い戻しが。

1週間の展望でいうと
2週間前の2万円ワンタッチ20,008円がトップとして意識され
引き続きレンジの下値を探りながら進む1週間になるのでは。

ここまでは指数で動いており、
ファンダメンタルズではない様子。
いま2万円が利食いの水準だとすれば
新たに買う押し目はどこなのか固唾をのんて見守っている状況。

先週一週間ほとんど動きがなく、金曜日に230円安と大きく下げましたが
2万円からみると1％ちょっとの下げ。
5％、つまり1,000円くらいまで行かないと
調整したという形にはなりません。
19,000円の下の方をイメージしながら
そこまで下がっても良いという備えで押し目を拾っていく感じに。

外資系5社のTOPIX先物の買い建玉が
27万枚と空前のレベルまで積み上がっており、
これが重しになっています。

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勝敗を分けるのは4/30の日銀金融政策決定会合〜GW明け。

金融政策決定会合は毎月ありますが、
展望レポートは10月と4月の年2回。
ここにきて買い上がっているのは
展望レポート後に動く可能性があるからと考えられます。

前回10/31展望レポートでは
見通しを誤った、見通しより景気が悪い、物価が上がらなかった
＝やり方が悪い、効果が弱い
＝追加緩和

となりました。今回あれから半年を経て
外国人投資家は
成果が出てない、物価が上がっていない、これまでのやり方は何ともいえない
・・・となると!?というロジックで見ているのかもしれません。

ゲームプランとしてはこれまでの金融政策に
・効果がなかった＝追加の何かをしてくる＝買い
・効果があった＝むしろ出口をかんがえよう＝売り
・今はまだ効果がないがまだまだ続ける。
　　　　仮に何かあったら躊躇なくやる＝期待継続の買い

という感じ。
外国人投資家に向かっていけるのか気になりますが、
向かっていくというよりむしろ既に向かっているそう。
個人投資家はもっと安いところで買っているので
むしろリードしているとも。
あわてて2万円を買わされるよりはじっくり待った方がよさそうです。

ファンダメンタルベースでは、ギリシャや中国が気になります。
ギリシャの金額はECBの買いオペ金額の一ヶ月分より安く、
ギリシャが飛んだとしてもECBが買い支えると決まっていることが
2年前とは大きな違いです。

しかしドイツの株式市場は2日続けて2％超のきつい下げに。
３ヶ月買い続けているので調整がくるのも当たり前と言えますが、
ハイイールド等社債利回りが上昇気味であることや、
アメリカのCPIが上がってきたことなどは気になる要素です。
引き続き余談は許しません。

■先週の振り返り
お馴染み山崎和邦さんをゲストにお迎えし
弱気と強気のシナリオを伺いました。
2万円で騒いでは駄目！とのこと。

2年連続で10%利益成長がおこった場合、
日経平均の１株利益は1,400円。
PER18倍で買うと24,000円は行ける計算に。
10％成長が2年続くということはデフレ脱却ということ。

しかし本当にそうなるのか？という議論がないまま
先に株価が上がって、円だけ売られて・・・というのは
ブレーキをかけているようなもの。
トピックス1,800pt、日経平均24,000円を絵に描いてしまうと
実際につけた際には材料出尽くしになり、下落することに。

（先週の振り返りの図解など詳細は番組FBからどうぞ↓↓↓
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