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マーケット・アナライズ・マンデー

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◾︎今週のストラテジー
状況は先週と変わらず、ECB、ギリシャ選挙、原油価格。
ロシアの外貨準備が12月の1ヶ月で
334億ドル減り、残り3,855億ドルに。
このままだと後1年もたない金額。

原油価格が下落した際にロシア経済が心配であるものの、
前回の危機とは違い「外貨準備が潤沢にあるから大丈夫」
と言われていましたが、今回の大量流出を見ると
そうとも言えなくなってしまう可能性も。

プーチン大統領が「2年間の辛抱」と発言しましたが、
もし12月の数字が続けば、もたないとなってしまうので、
今後の数字がどうなるかを注視する必要があります。
12月だけだったり、原油価格が戻ったり、政策によっては
持ち直すこともありますが、どうなるか予測はつきません。

ロシアから出たお金がスイスに?
今回のスイス中央銀行のギブアップで信用が下がってしまいました。
スイスはユーロを買い支えていたのが尽きそうだということで、
今の最大のリスクはユーロ崩壊。

そのユーロは22日のECB会合で恐らく発表されるであろう
量的緩和が5,000億ユーロと言われているのですが、
これだと市場は喜ばないのではとのこと。
また、出資比率で分けるならドイツ国債ばかりになってしまうので
どういう内訳になるのかも注目です。
為替の上下だけで経済がどうなるわけではなく、
ユーロ内の景気が良いかどうかも重要ですので全体的に見なくてはいけません。

また、今週末25日のギリシャ選挙も重要です。

これらのことを踏まえると、今週のストラテジーは
とても押し目買いとは言えない週。
今週を見届けてからでも遅くないので、見送りで。

リスクオフのスイッチに手がかかるかどうか。
そのスイッチとは、信用問題。
アメリカのハイイールドやユーロのハイイールドです。
このリスクを完全にオフしたら欧州危機が再燃。
イールドスプレッドが拡大中。
本格的に社債全般に波及した際に、危機となります。



◾︎先週の振り返り
山崎先生をゲストにお迎えしました。
アベノミクスの「見せ場」は一度終わり、天井をうったとの見方。
この先既得権益や官僚との「修羅場」があり、「土壇場」があるそう。
アメリカ株も大天井をうったと見ています。
大事なのは、利上げのタイミングで調整が起こった際に、
日本が耐久できるかどうか。

もうひとつのテーマは米長期金利低下について。
イールドスプレットの金利が上昇し、
米国債の長期金利が下落し、その差が
かつて危険水域と呼ばれた5%まで開いてきています。
仕掛け的な動きも強いので、
米国景気が良くなり、原油価格が安定してくれば戻りそうです。


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