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■今週のストラテジー

先週金曜日の米雇用統計ですが、失業率は6.1%だったものの

非農業部門雇用社数が14万2000人しか伸びなかったほか、

時間あたり賃金も2.1%しか上がっていないということで

利上げのタイミングは少し先に延びる様子。

為替は円高に振れ105円前半に。アメリカ株は堅調です。


これで米株式市場はまた一ヶ月安定的な推移となりそうですので、

日本株も、中期的には堅調と考えられます。

ただ、これは一ヶ月単位の話で、

目先の話でいうと、今朝発表の4-6月GDP改定値は-7.1%

+1.2%としているGDP見通しですが、

マイナス成長の可能性も出てきました。


さて今週はSQ。14年9月限の裁定買残は

特筆するほどに増えていないのですが

SQでは一度ポジションがはけるので、用心を。

不透明要素が多いので休める人は休んでも良いかもしれません。

とにかく無理は禁物。

来週はアノマリーでは上がりやすいとも言われる3連休明けです。

今週見送り、安くなっていたら

来週うまく入って行く感じになると良いのですが!


また、先週のBS12chではゲストの佐藤さんから

テクニカルに基づいたアノマリーで

SQの週には下がり、明けから上がるというものもご紹介頂きました。


今週中に必ずという方は

逆ばり的に押し目買い吹き値売りという基本スタンス

休めるなら休んでも良い


日経新聞一面では「景気回復もたつく」と出ました。

消費税引き上げ賛成のトーンが下がって来ています。

増税できなかったら外国人投資家の信用を失いますが、

日銀は動くのかどうなのか・・・

次回の金融政策決定会合までは不透明感が残ります。

そういう意味でも、利食いが優先される週になりそうです。


また、テレビでは世の中全体のゲームプランも検討しました。

経済ばかりでなく政治・選挙が絡んでくる。

改造内閣のキャッチフレーズが「経済最優先、地方創生」ですが、

どちらかというと経済よりも地方選挙に勝つための

政治にも見えます。

投資家からするとアベノミクス弱いとの見方や、

海外でも息切れ、失敗などの声が出ていることを考えると

政治の動きも要チェックです。


年後半の要となるのは、11/17のGDP発表に続く

18・19日の金融政策決定会合の結果。

ここまでは大騒ぎせず毎週冷静に力を蓄える感じで

積み上げて行きたいところです。

前場値上がり銘柄の数が1,300を越え、全体の76%がプラスでしたが

日経平均の動きは少ないという流れ。

指数に関係しない小型株や材料株が動いているということなので、

円安頼みというよりは、企業業績中心の相場になりそうです。



■先週の振り返り

政治経済のゲームプランを考察していきました。

今回は日本で見て行きましたが、

アメリカも利上げのテーマがあるので、要チェックです。


ゲストは大和証券の佐藤光さん。

秋相場のアノマリーを様々な角度から教えて頂きました。

業種別、新規上場やSQ前後の動き、

上半期の上昇率と下半期の株価の関係。

11月から買う場合の効率・・・等々。

ぜひ参考にして頂けたらと思います!



■注目ポイント

・9/9(火)アップル新製品発表イベント

・アリババ9/11(木)上場か?

・9/12(金)メジャーSQ算出日


※来週は敬老の日で番組はお休みです。ブログをチェックしてみて下さいね!

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