■今週のストラテジー
行かないが強いという、とても難しい一週間になりそうです。
押しが浅くても買わなくてはいけないという局面かもしれません。
しかし取れて200円くらいかも・・・?
難しい背景は、混ざっているということ。
アメリカの金融引き締めが近くドルが強いのですが、
日本経済には一体どっちが得か見ているところ。
また、消費税増税をやらない可能性も大きいのでは
という論調も気になります。
外国人投資家としてはやって欲しい問題ですが、
国内はやらないで欲しいという声が63%との報道が。
ギリギリまで分かりません。
さて、先週のアメリカのニュースとしては
FOMC議事録公表と
ジャクソンホールのイエレン議長講演がありました。
雇用については「著しく改善した」という見方で
あとは質の問題を残すものの、
トータルで見るとほぼ戻ったとみるタカ派的なものでした。
ただ、賃金上昇も物価上昇も、2%程度
生活する人にはまだゆとりを生んでいないのは事実。
諸々読み解きにくい状況ではありますが、
マーケットの流れとしては利上げが近いという見解です。
アメリカ株式市場も木曜日新高値を取って来るなど好調で
リスクを取りに行くマネーの動きが活発化してきている様子ですが、
実態としてはまだまだ「ジョブレス・リカバリー」のようです。
(物価や賃金は上がって来ないが景気が上向く
=企業業績は良くなっていく)
日本は値動きも小さく商いも少ないのに、9連騰しました。
企業業績がよく、通年で増額修正され5%くらいは堅そうな雰囲気。
慎重な姿勢は変わらないものの、個々の銘柄は上がっているものもあるので
しばらくは拾っては利食い、拾っては利食いという感じです。
消費税、最終的には首相一任とのことで、
反対論63%がどう影響するのでしょうか。
景気失速は、需要が足りないというようりも、
設備や人手が足りないので供給が足りないという
ボトルネック減少が大きいのですが、
海外の論調では、4-6月GDPを受けて
アベノミクスに懐疑的なものも出て来ています。
国内でも、消費税の影響は「想定の範囲内」という声に加え
「実はダメなのでは?」という声もちらほら出て来ています。
先日甘利大臣が10%へ増税(のこり2%)出来ない分は、
他の予算を削減することで均等化するという
プライマリーバランスを意識した弱気の発言をしたことも気になります。
ギリギリまでどうなるか分からなくなってきましたので、
消費税をめぐるニュースは要チェックです。
■先週の振り返り
第一四半期企業決算について鈴木さんから。
好調な内容が多く、上方修正の余地が多分に残っているため
第二四半期が楽しみな結果となりました。
機関投資家は8-9月の決算の動きを見てから
半年くらいで買い進んで行くとも言われているように、
今が重要な時期です。
相場的には、企業業績が回復する可能性が高いからこそ難しいとも言えます。
4−6月GDPが悪いのに、これだけ企業業績が良いというのは、
かなり長い年月かけて良くなる素地を作り、
5年10年かけて企業の体質を変えて来た会社が花開いたということ。
現況はまさにミクロとマクロのパラドックスで、
ひとつひとつの企業の利益を積み上げて行くと、儲かっているのに
国全体ではマイナスになっています。
企業以外の部分、つまり個人や政府のお金の出方が悪いということなので
パラドックスが解消するかどうかも注目点です。
もうひとつのコーナーでは、
岡崎さんにアメリカの雇用問題をデータで分析してもらいました。
イエレン議長がこだわる「雇用の質」
一体どこに偏りがあるのか、興味深い結果が出ました。
こちらはぜひFBをご覧下さい↓↓↓
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