■今週のストラテジー
先週は戻りが良くボラも下がり、
力を使い果たした感じで今週は膠着状態に。
今週はレンジで寄り付き15,318円±100～150円くらい？
上下幅狭く商いが薄く勢いがないうえ、
海外の指標も目新しいものがないので
個別企業の報道等意外なものがない限り大きな展開はなさそうです。
今後はイエレン議長、スタンレー・フィッシャー副議長の他、
セントルイス連銀のブラード総裁の発言に注目です。
FRBで動きがあった6月の時点で、
「利上げは来年の1-3月になるだろう」
「GDPは1-3月期を上回って4-6月期は良くなるだろう」
「失業統計的には需給が解消しているレベル」
などの発言をしています。
またある調査によると、FRBのなかで
昨年の債券市場に影響を与える人NO.1だったとも出ており、
発言をマークしておいた方が良い人物です。
ドイツ4-6月期GDP－0.2％、フランス横ばいなど、
ヨーロッパ景気減速が心配されています。
ロシアと欧州の結びつきに関してはもう少し勉強が必要だそう。
ヨーロッパ経済は厳しいものの、即リスクというわけではないので
（マーケットではリスクとは金融連鎖不安が起きることをいうので）
手詰まり感があり難しいマーケットになっています。
日本は企業決算の発表が終わり、明暗が分かれましたが、
経済の足元はしっかりしていると見られます。
（GDPが悪いということで悲観論もありますが！）
今週は戦略的には見送り。
戦術的には月曜の寄り付きを中心に逆ばり対応。
中長期的には強いが、先週エネルギーを使いすぎた感が。
小刻みな調整で。
■先週の振り返り
おなじみ夕凪さんがゲスト。
連休のアノマリーを分析して頂きました。
・2連休は月火買い下がり、水木金売り上がり
・3連休は明けは買い
・4連休は逆で明けが天井で下がって行く
など面白い結果が見えました。
株式市場はアノマリーのかたまり！と岡崎さん。
ローソク足はパターン認識だと言われるのも
あながち間違いではないようです。
逃げずに正面から捉えて予想していくという姿勢が大事とのこと。
もうひとつ、メリルリンチの調査で、世界の機関投資家が
7-8月にキャッシュポジションを高めたというニュースを取り上げました。
6月後半から調整が始まっている様子が伺えるもので、
FRBの牽制発言などとも重なります。
引き続き小さな動きを見逃さないように要注意です。
【今週の戦略】
・戦略的には見送り＆戦術的には逆ばり対応
・日本7月全国百貨店売上高
・中国8月HSBC製造業PMI
・米ジャクソンホールにてイエレン議長講演
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