■今週のストラテジー
先週売れていると今週は戦いやすそう。早くも押し目買いに。
先週末、空爆ニュースで売られたというよりは、
15,000円のポジションがたまっていたと考えられ、
全値戻しはなさそうなので謙虚に利食いを。
5日続落した先週の動きですが、
買い疲れたところにSQがあり、15,000-15,250円の思惑が。
とりたてて買い材料がなく、悪い材料が多かったことも
売りにつながったようです。
2年国債金利急上昇は
6月後半からジャンク債利回りが急騰（1％くらいUP）
したあたりから始まっていたようです。
結局先週末、元の水準に戻しましたが、
このように押しては引き・・・ということを試行錯誤しながら
利上げモードにスイッチして行くと考えられます。
FOMC声明や4-6月GDPでの上昇は既に織り込み、
ハイイールド利回りや株価などリスク性資産は
年初の水準まで戻りました。
年後半までは一本調子にはいかない感じになりそうです。
また、ドイツの株式市場が下落し、ドイツ国債も最低水準に。
イタリアのGDPが2期連続マイナスでリセッションとなり、
イタリアの国債利回りが上昇・・・不況なのに
金利が上がっているという信用危機と同じ状況です。
その結果、この国は大丈夫だと思われている
ドイツの国債利回りが下がりますが、
欧州危機再燃となるとユーロが売られます。
すると、リスク資産が売られてドイツの株が売られる・・・
という流れがかみ合ってドイツの現況に。
アメリカのクレジット、イタリアのリセッション＆金利上昇
あたりが先週のキーワードです。
ウクライナ関連の制裁に関しては、
金融が実際に止まらないままではまだ初期。
8月相場ですが、簡単に16,000円はムリな状況に。
4−6月GDPは恐らくものすごく悪いと予想されます。
国内外で評価の違いが出て、15,000円台の攻防になりそうです。
■先週の振り返り
ニュース項目では、FRBが銀行の融資担当者に対して
アンケート調査をしたことに注目。
FRBがハイイールドの利回りが上がり始めた6月後半から、
なにかバブルの兆しを見つけたのではないか。
バブルとは株価の問題ではないようです。
今後も注意深く見て行きます。
本編では、ニッセイ基礎研究所 久我尚子さんをゲストにお迎えし、
働く女性と非正規雇用の問題を分析して頂きました。
さらに、女性を活用している企業をピックアップ。
政府や企業、自治体の動きが出始めています。
2020年までに30％の女性管理職登用が目標ですが、
その先は量の問題ではなく、質が上がらないと意味がありません。
ダイバーシティ（多様性）を取り込んで戦略を練っている企業が
強い時代になってきました。男性の働き方も変わらなくてはいけないなど、
多くの課題が見えました。
【今週の戦略】
・押し目。細かく利益確定を。
・日本4-6月期GDP
・6月機械受注統計
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