■今週のストラテジー
週明けしっかりとした動きになりました。
木曜日からはアメリカ株で調整が入りましたが、
きっかけは水曜日のGDPを受けて金利が上がったこと。
FOMC声明でも物価に対する強気の見立てがあったこと、
２年の金利が上がって来たこと、ドル円が103円台を付けたことなど
金利の引き締めに向かうことが見えて来たうえ、
地政学上のリスクが出て来たことも相まって
大きな調整となったようです。
また、FRBのバブル潰しという意味合いもありそう。
アメリカの話で、日本株には関係がないものの、
今週は慎重に。15,500円を上回ったところで
一度利食っても良い感じだそう。
日本株がしっかりしているのは、決算の内容が良く業績が良いため。
電機大手の好調も嬉しいニュースです。
ドル円も103円が見えると輸出株が買われてきます。
日中首脳会談が開催される可能性があるという報道もあり、
これはプラスに捉えてよさそう。
アメリカがいつ利上げになるのかに関しては、
来年の半ば〜後半以降というが一般的な意見ですが、
岡崎さんはもう少し早めの見立てです。
物価が上がってくると在庫をためるのと同じように、
労働力も、より良い仕事を探してキャリアを一旦ストップする
意図した失業が出てきます。
ここの段階にくると失業率が下がらなくなってくる可能性もあります。
もうひとつ気になるのがヨーロッパの動きですが、
対ロシア経済制裁の影響でドイツDAX指数が
先週金曜日に2.1％下がりました。
ロシアの膨張政策を止めるには経済制裁しかないのですが、
その結果不利益を被るのはドイツ。
エネルギーがロシア頼みなところが大きいようです。
■先週の振り返り
今回は大和証券為替ストラテジストの
今泉さんをゲストにお招きしました。
FOMC声明を細かく読み解いて行くスタイル。
中央銀行が職の質まで突き詰めることは
是か非かという声もあるようですが、岡崎さんは是とのこと。
今後もFRBの方針を注意深く分析していきます。
また、2年金利を分析することで、利上げのタイミングを予測。
金利も大変難しいので、番組やVODで取り上げたい項目です。
【今週の戦略】
・慎重に。一回利食うのもアリ！
・米7月ISM非製造業景況指数
・JPX日経400採用銘柄入れ替え発表
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