みなさんこんばんは、櫻井です。
ラジオNIKKEI新キャラクターの「ラニィ」です！よろしくね★
■今週のストラテジー
先週、先々週と難しい押し目のない押し目買いに。
悪材料は織り込んだので、いまは小さな好材料を見つけて上がる相場。
今週も押し目らしいものを作らないままジリジリ上がるという感じ。
SQもあるので、売られ続けた６月限の買い戻し圧力が高まりそうです。
16,000円が気になりますが、相場はパーセント刻み。
現在の1％は150円。今後、16,000円に届くかどうかは別としても、
この1%は大きくなって行く感じがありそうです。
アメリカの雇用統計に対する評価ですが、
20万人というのは平均点。失業率6.3％はここで落ち着いて来たという
感じがあります。ただ、労働参加率はまだまだ改善していないので
内容に注目です。
もうひとつのニュースがECBのマイナス金利。
お手本となったのは2011年から実施したデンマーク。
クローネ高を払拭するためにマイナス金利を導入し、
その後2年くらいでマイナス金利解除となり効果を出しました。
ただ、今回の発表を受けてもユーロは高いので
効果は織り込んでしまっている様子？？
これだけでユーロ安には持って行けないというのが分かったので、
マーケットは次の一手を予測し始めているようです。
また、ユーロが安くなるためには、ドルの強さが必要。
そのためには米国金利が上がってくる必要があるので、
ユーロが自分の力でなんとかするには、ユーロ売り介入しかないことに？
ただ、EUは一国ではないので日米のような緩和は難しいことから、
やはりこれで終わりではないと見られています。
NYダウが史上最高値を更新するなど海外株が上がって来ています。
過熱感を心配して空売り比率がピークになってきているのも事実。
6月相場の展開ですが、
一度仕上げてしまうのでは？？とのこと。
7月は2014年の後半に入り、2015年の予測がスタート。
金融政策やアメリカの利上げをどう織り込んでくるかに
注目が集まってきます。年後半調整が来ることも予想されます。
■今週の振り返り
今回は大和証券の守田誠さんをゲストにお招きしました。
企業業績、ファンダメンタルがご専門ということで、
2014年度の見通しについて伺いました。
2014年度は、2013年度の利益を設備投資に回し、
2015年度の伸びに繋げるという形になっているそうです。
また、人件費や人手不足の影響が出て来ているというお話は印象的。
ROEの改善も見られるとのことでした。
【今週の戦略】
・好材料でジリジリと。
・日銀金融政策決定会合/黒田日銀総裁会見
・米国5月小売売上高
・中国5月小売売上高、鉱工業生産他経済指標
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