お知らせ:

マーケット・アナライズ・マンデー

番組へのお便りはこちら



先週は番組お休みだったので2週間ぶりのこんにちは、櫻井です!
この間、トレンドレスとなった株式市場。
決算もだいたいが市場の予想通りで
弱い動きが続いているものの、決定打がない・・・
ただ、アメリカは最高値更新。このデカップリングの明暗は!?



■今週のストラテジー

今週もトレンドレスの様相。
決定打に欠ける一週間になりそうです。
中長期、数ヶ月単位の展開でいうと、
13,800円水準がボトムになる可能性が高い感じですが、
では今週反発するかというと確信は持てないとのこと。


連休明けの424円安については、下記の理由がありそう。
1)商いが薄い中、木金に決算が集中→→
全体的にTOPIX先物にヘッジ(決算が悪いという予測に基づき)


2)アメリカの金利が低い→→マクロ系HFの戦略材料。
「米金利低下=米景気停滞=ドルの停滞=円高=日本の景気停滞=日本株停滞」
⇒「米金利停滞=日本株売却」というセオリー。
この2日間分の売りがたまって水曜日の大きな下落に!?


米金利低下=債券が買われているということですが・・・
というよりむしろ、株(あらゆる商品)も債券も
全部買われているので、アメリカは良い形で金利が下がっているということ。
日本はその影響を受けてしまっているとも言えそう。
このあたりが、米株価上昇とのデカップリングの一因でもありそうですが、
ただ、これが即ち株安トレンドとなるわけでもなさそうです。


また、FRBのハト派姿勢、ECBの金融緩和示唆なども
円高への流れの理由のうちのひとつではありそう。
為替も株もモメンタムが売られているのが特徴で、
複雑なマーケットになっています。


たとえばVIをみても珍しい動きが見えます。
一般的に、VIが下がる時は株が上がる動きですが、
現在はVIも下がり、株も下がる形です。
2011年の震災後から半年くらいの大底形成が同じ動きですので、
このときと同じで今が大底だと良いのですが・・・


トレンドレスでの方向性はどうやって見つけるかですが、
こういう時は、株価を見て行くしかなく、いまはじっくり見る時間。
モメンタム的な勢いはそがれ、VIは下がり、株価は動かない。
プロはここで決めるそうですが、個人投資家はとにかく兆しをつかむべく
観察が重要になりそうですね。


もうひとつ、マザーズ指数は前場大きく下げていますが、
売買代金上位のうち
プラスが5、マイナスが8銘柄ということでプラスも多いようです。
銘柄入れ替えが起きている影響という可能性も。
引き続きこちらも動きをチェックです。

■先週の振り返り
ラジオNIKKEIの鎌田記者をお迎えして
ここまで出ている企業決算のポイントについてお伺いしました。

前半はちょっと悪かった企業。
これは「前期が良すぎた」というところでのピックアップ。
後半は良かった企業。
こちらでは増配企業をピックアップして頂きました。


中国は確かに厳しいながらもその他新興国が言われるほど悪くなく、
予想ではダメだと言われていた総合商社が良かったり、
建設株も良かったなどの結果が出ているので、
発表数字、頭を柔らかくして見ないといけないようです。



【今週の戦略】
・トレンドレスではとにかく株価を良く観察
・決算は今週が最後のピーク
  (先物ヘッジの買い戻しがあるかもなので要チェック)

・日本4月景気ウォッチャー調査
・日本1-3月期GDP
・米4月小売売上高
・米4月鉱工業生産・設備稼働率



----



番組FBではデータやレポートが盛りだくさん。
チェックしないと損ですよ!!
http://www.facebook.com/MarketAnalyze



<豊商事セミナー@岡崎さん出演>
■豊商事 資産運用セミナー in 横浜
5月17日(土) 13:00〜(12:30開場)
会場:ヨコハマプラザホテル 芙蓉の間
お問い合わせ:豊商事 横浜支店 0120-997-624


■豊商事 資産運用セミナー in 東京

5月24日(土) 13:00〜(12:30開場)
会場:日本橋蠣殻町 豊商事本社ビル9F
お問い合わせ:豊商事 本店 0120-770-100


<BS12chTwellVセミナー>

■「マーケット・アナライズ・プレミアム VOD」第2回配信中。
「株式先物裁定取引とオプション戦略」についてたっぷりお伝えしています。
初回は無料です。視聴方法は簡単!下記URLをクリックして下さい。
※視聴には パソコン、iPhone iPad iPod Touch、
またアンドロイドなどのスマートフォンで視聴することができます。
http://www.twellv.co.jp/event/market_analyze/ondemand/