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マーケット・アナライズ・マンデー

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みなさん、GWいかがお過ごしでしょうか?
番組はお休みなので、鈴木さんから今週の展望コメントを頂きました。
ぜひチェックして下さいね♪


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株式市場は、連休前の流れを引き継いで
・ウクライナ情勢など国際間の緊張が高まっている点、
・国内でも3月決算発表が本格化している点、
・マーケットの出来高が今ひとつ回復していない点、
などの理由から、もう少し横ばいの時期を続けるのではないでしょうか。
ただし下記のような点でいくつかの変化も始まっているように感じられます。

【先週までの相場状況でポジティブな変化】
(1)決算内容が安泰だった銘柄が素直に買い進まれるようなパターンに戻ったこと。
特にエレクトロニクス業種でそれが顕著に見られる。
それまでは決算が多少よくても、市場予想に少しでも届かないというだけで売られていた。


(2)建設株や食品、小売などの内需セクターの強さが一貫して続いていること。
特に消費税引き上げ後の影響が懸念されていた小売株、
TPP交渉が今ひとつ順調に進まない食品株がしっかり、という点は評価できる。


(3)銀行、不動産という金利敏感株が浮上しつつあること。
日銀の金融緩和スタンスは維持されるというコンセンサスが市場に戻りつつあること。


【同じくネガティブな変化】
(4)自動車セクターに本格的な株価上昇の兆しがまだ見られないこと。
自動車業界はやはり日本経済の中核なので、もう少し動きが出てほしいところ。


(5)素材セクターが軟調な点。
鉄鋼、非鉄、化学、商社あたりは上げも下げもなくなってきた。
自動車と同じくこのジャンルの銘柄に元気がないと、
日本のマーケット全体にも勢いがなくなってしまうように感じられる。